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長所を伸ばすか、短所を消すか…【アメブロ・アーカイブス・シリーズ】

 平成28年(2016年)1月25日(月)

 

 3年前の旧ブログの記事です。

〜旧ブログ『THE タムラ★ニュース』の2012年11月18日の記事です〜

 ほめると伸びる、ということが本当だと、科学的に証明されたようです。日本経済新聞の記事です。

 

  「褒められると伸びる」は本当――。運動トレーニングをした際に他人から褒められると、上手に運動技能を取得できることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘教授(神経科学)らの研究グループが実験で明らかにし、米オンライン科学誌プロスワン11月7日号に発表した。

 

 グループの田中悟志名古屋工業大准教授(神経工学)は「褒めて伸ばすという言葉が科学的に証明された。教育やリハビリテーションの現場で応用できる」としている。

 

 研究グループは右利きの成人男女48人に、キーボードの1から4のキーを使った5桁の数字を、左手で決められた順番でできるだけ速くたたく運動を覚えてもらい、運動直後に(1)自分が褒められる(2)他人が褒められるのを見る(3)自分の成績をグラフだけで見る――の3グループに分けた。

 

 翌日、覚えた順番通りにキーボードを何回たたけるかを実験すると、運動直後に自分が褒められたグループは前日の練習から成績が20%伸びた一方、ほかの2グループは13~14%の伸びにとどまった。

 

 これまでの研究で、うれしいことがあると、脳内で記憶の定着に重要な役割を果たすドーパミンが分泌されると判明しており、田中准教授は「褒められた分、記憶が残って動きが良くなったのではないか」と話している。〔共同〕

(2012年11月8日付 日本経済新聞WEBサイトより)

 

 

 アメリカのテレビドラマや映画を見てると、アメリカの子供のスポーツチームのコーチって、すごいホメますよね。また、親も、取ってつけたように、子供をほめているシーンをよく見ます。

 

 ドラマの世界を現実の生活と同一視して考えるのは危険ですけれども、アメリカ人のメンタリティの根底には、やっぱり「ほめて伸ばす」という思想があるんでしょうね。

 

 日本人だと、ほめて長所を伸ばすよりも、細かいミスを徹底的につぶしていく、という指導に重きが置かれる気がします。指導法として、どちらが正しいのか、よくわかりません。

 

 オリンピックでは、メダル数ではアメリカにかないませんが、人口の比率、体格のハンデ、資金力の差などを考慮すると、日本人選手もよくやっている方だと思いますので、一概に日本式指導法が悪いとは思えません。

 

 また、スポーツ以外に目を向ければ、圧倒的に少ない工場の不良品率、秒単位で正確に運行される世界に類を見ない鉄道網システム等、細かいミスを徹底的につぶす、という日本人のメンタリティがいい面に出ている例もあります。

 

 ただ、少年野球の監督・コーチは、もう少し優しく指導してもいいのになぁ、と思う時もあります。

 

 私は、日曜日、近所のグラウンドで行われている少年野球チームの練習や試合を見るのが大好きです。

 

 それで、先日、あるチームがノックで守備練習をしていたんですが、ショートを守る、まだ3~4年生くらいの子がボールを後ろにそらしてしまいました。

 

 すると、ノッカーのコーチが、もうものすごい怒鳴り声で叱責するのです。私の目には、その子はその後、ちょっと萎縮して、のびのびプレーできていないように感じました。

 

 一方、別の子が、ライナー性の打球を好捕したのですが、その時はノッカーのコーチは「よーし」と声をかけただけで、なんとなく「そんなの捕れてあたりまえだ」的な空気が流れていました。

 

 まあ、ピリピリ緊張感ムードの中で、ほめるというのは照れくさいんでしょうがね。でも、もっとほめてあげてほしいと思いました。

 

 また、別の日、今度は、あるチームが試合をしていました。そして、ランナーの子が走塁ミスをしたらしいのですが、ベンチから監督がものすごい剣幕で怒鳴っていました。そのランナーの子がベンチに戻ると、ヘルメットの上から”ペッチ”と頭をはたいていました。

 

 技術が向上する喜びや、試合に勝つ感動を味わわせたいという監督やコーチの親心みたいなのはすごくよくわかります。でも、小学生にはちょっと厳しい指導かなー、と思います。小・中学生くらいまでは、ホメ中心の、楽しんでスポーツをする、ということに重点をおいてもいいのかな~、と思いました。