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地上波テレビもインターネット経由で配信されるようになる!?

平成27年(2015年)12月8日(火)

 現在は各家庭にインターネットのブロードバンド回線が導入され、無線のインターネット回線も高速化したことで、パソコンやタブレット、スマホでユーチューブなどの動画が、なんのストレスもなく見ることができるようになりました!

 

 3月のブログでも書いたように、私はデジアナ変換サービスの終了を機に、4月からテレビ無し生活をしています。でも時々、インターネットを通じて、テレビ番組を見ています。

 

    もちろん、違法にアップロードされたものを見ているのではなく、Yahoo!JAPANが運営する、GyaOという無料動画配信サービスで見ているのです。

 

 このサービスは、登録不要でいろいろな動画が見られるのですが、地上波テレビ局も番組を再配信していて、「有吉反省会」(日本テレビ)や「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」(テレビ朝日)といった番組を視聴しています。

 

 このサービスは、番組の最初や途中でスキップできないCMが入り、この広告収入により無料で視聴することができる仕組みになっています。つまり、地上波の民放テレビ局と同じシステムです。

 

 それで思ったのですが、これだけインターネットが普及している今、テレビ局がインターネットを通してテレビ放送を配信すれば、各家庭の屋根に立っているUHFアンテナは立てなくてよくなるんじゃないでしょうか。

 

 もちろん、インターネットは回線業者やプロバイダーに利用料を支払うというランニングコストがかかってしまいます。一方、テレビアンテナは立ててしまえば、地上波の民放なら無料で受信できるというメリットはあります。でも、今時「テレビは絶対に必要だが、インターネットは不要」なんて人は、ほとんどいないと思います(その逆は結構いそうですが…)。

 

 もしテレビもインターネットを経由して配信されれば、インターネット回線さえ引けば、インターネットもテレビも両方見られることになり、屋根にアンテナを立てる必要もなくなる、ということになります。

 

 民放テレビも、あるいはNHKも、どのくらい自社製品(=テレビ番組)が売れているのかの指標に使っているのが、おなじみの「視聴率」というものです。これは、日本ではビデオリサーチ社という会社がほぼ独占して調査しているのです。

 

 首都圏では、600世帯のテレビに測定器を取り付け、そこから得られる視聴データに基づき、視聴率を算出しているのです。

 

 「たったの600世帯?」と思われるかもしれませんが、統計学的にもっとも少なくて精度が保たれる数字が600世帯ということらしいです。例えばこれを100倍の6万世帯に増やしたところで、得られる視聴率データは600世帯のものとほぼ変わらないのに、経費は100倍かかってしまう、ということになるのです。

 

 もちろん、このような標本調査は全数調査と比べて誤差は必ず出ます。視聴率20%くらいだと、プラスマイナス3ポイントくらいの誤差が出るみたいです。

 

 つまり、「視聴率20%の大台に乗った」という番組が実際の視聴率が17%ぐらいの可能性もあるし、「惜しくも19%で大台に届かず」という番組が実際は22%くらいの視聴率をとってる可能性があるのです。

 

 普通の商売だと、売上数はきちんとした数字が出されます。売上数がプラスマイナス3%も誤差があっては、粉飾データになって大問題になります。

 

 同じマスメディアでも、新聞や雑誌は発行部数や売り上げ数は実数が出されます(新聞の「押し紙」問題はありますが…)。でも、テレビの視聴率というのは誤差を前提とした調査であり、それに1%の違いで一喜一憂し、スポンサーがついたり、数字を持ってるタレントだと評価されたりする不思議な商慣行の世界なのです。

 

 でも、インターネット経由でテレビが配信されるようになったら、サイトやブログのアクセス数と同様、全数での視聴者数、視聴率がばっちり出てしまうのです。

 

 また、視聴者が好きな時に番組をクリックして見る、オンデマンド方式のテレビシステムになったら、「月曜9時のドラマだから見る」とか、「あの番組、時間帯がよければ視聴率もっと取れるのにね〜」とか、「深夜からゴールデンに移って面白く無くなった」とかいうこともなくなり、番組ごとの全数調査での視聴率が如実に示されることになるので、これはテレビ業界にとっては、ものすごい革命的なことになるのではないか、と思うのです。

 

 スポンサーにとっては、実際どのくらいの人が見ているのかがはっきり示されるインターネット経由のテレビ放送を歓迎するでしょう。そう考えると、おそらく10年か20年以内には、すべてのテレビがインターネット経由で配信されるようになるんじゃないでしょうか?そうなったら、みんなで大騒ぎして取り替えた地デジのアンテナやテレビはなんだったんだ!ということになってしまいそうですね。もちろん、東京スカイツリーも電波塔の役割は不要になって、巨大な観光タワーになる、ということになってしまいそうですが…。