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スポーツ大好き! 西武・秋山選手が偉大な記録を達成!

平成27年(2015年)7月18日(土)

 皆さんはスポーツはお好きですか〜? と聞くと、とくに女性を中心に「スポーツは苦手」「スポーツは嫌い」という反応が返ってくることがありますよね〜。

 

 その気持ち、とてもよくわかります。私も、野球を中心に、スポーツを観戦するのは大好きなんですが、「あなたスポーツマンですか?」と聞かれたら、やる方のスポーツはからっきしでドンくさいので、「全然!スポーツマンなんかじゃないです」と答えざるを得なくなります。ホントはスポーツ大好きなのに…?

 

 英語の「スポート(sport…「スポーツ」は複数形)」という言葉は、もともと「楽しむ、遊ぶ」というのが語源で、英和辞典を引くと、今でも「ふざける、からかう、もてあそぶ」という意味も載ってるくらいなんです。

 

 ところが、明治時代に「スポーツ」という言葉および概念が日本に入ってくると、富国強兵の風潮の中で「スポーツ=肉体の鍛錬」という面が強調され、「運動」「体操」「体育」といった訳語まで与えられて、「楽しむ、遊ぶ」という概念はほとんど消えてしまいました。

 

 本来は、「スポーツ」とは、ある程度ルールが決まっていて、ちょっと競技性もある、楽しみながらやる行為、という定義のはずなのに、日本では「スポーツ=体育」だから、スポーツと聞くと、学校時代の縄跳びとか跳び箱とか鉄棒とかのイヤな思い出がよみがえってきて、拒否反応を示す人が多いのではないかな〜、と思うんです。

 

 だから、「健康を維持するためにスポーツをしましょう!」というときの「スポーツ」は、もちろん草野球とかフットサルとかゲートボールとかも指すことが多いですが、英語で言う「sports」には到底当たらない、ルールや競技性のない体操や筋トレなど(英語では「フィットネス」や「エクササイズ」に当たる)も入ってきちゃうんです。

 

 このように日本では「スポーツ」とは、体を動かすこと(競技)を指すことがほとんどですが、英語ではもっと広い概念があって、囲碁や将棋など、頭脳を使った競技も「スポーツ」の範疇で、それらを区別するために、前者を「フィジカル・スポーツ」、後者を「マインド・スポーツ」と言ったりするくらいなんです。

 

 また、テレビゲーム(ビデオゲーム)も最近では「エレクトリック・スポーツ」という言葉が使われて、アメリカなどでは、なんとプロ選手もたくさんいるんだそうです。

 

 日本では、男女ともに、いわゆる「スポーツマン」が好まれて、学校で言えば野球部やサッカー部などの運動部に所属して活躍している生徒に人気が集まりますよね〜。

 

 しかし、本来の意味から言うと、例えば家に引きこもって何時間もテレビゲームに没頭している人でも、その技能を磨き、自己の鍛錬に励めば立派な「スポーツマン」であり、いわゆるフィジカル・スポーツの「スポーツマン」と何ら変わらない性格を持っているのです。

 

 そう考えると、世の中に「スポーツが嫌い」「スポーツが苦手」などと言う人はほとんどいないはずで、フィジカル・スポーツは嫌いでも、マインド・スポーツやエレクトリック・スポーツなら歓迎、という人はたくさんいると思うんです。

 

 もちろん自分でやるだけでなく、観戦するのだって立派なスポーツです。「スポーツ=体育」という間違った、狭い概念は捨てて、ゲーム性のある行為が好きな人ならみんな、今日から「私はスポーツマン!」と自称していいと思うんです。

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 スポーツ(フィジカル・スポーツ)のいいところは、ルールが何十年、何百年経っても統一されていることだと思います。

 

 たとえば、野球は、19世紀の半ばにイギリスの「タウンボール」という球技がアメリカで「ベースボール(野球)」に変化した、という説が有力です。当初は今とルールが違っているところもあって、たとえば、打者はその都度自分でストライクゾーン(高低)を指定することができたとか、ファールフライはワンバウンドで獲ればアウトとか、今はフォアボールで打者に1塁への安全進塁権が与えられますが、それがナインボール(!)時代もあったとか、などです。

 

 その後、ルールが洗練、統一され、19世紀の終わり頃には今とほとんど同じルールで野球の試合が行われるようになりました。つまり、野球は100年以上、世界のどの場所でも、ほとんど同一のルールによって試合が行われているのです。

 

 ですので、スポーツは、世代を超えて共通で応援したり、話し合ったりすることができます。孫がおじいちゃんに、昔の選手や記録、球場の様子などを聞いて会話をすることができるのです。

 

 インターネットの世界ではこうはいきません。デジタル・ディバイド、情報弱者などと言われる年配の世代は、ネット上で行われていることは「訳がわからない」といってむやみに規制しようとし、デジタル・ネイティブ世代と言われる若者は、ネットを理解できないお年寄りを、頭が化石といって小馬鹿にしています。

 

 むろん、今デジタル・ネイティブ世代と言われている若者も、あと20年もしたら、新たな若者に小馬鹿にされるようになるのです。

 

 そう考えると、同じフォーマットが世代を超えて何十年、何百年と受け継がれていくスポーツは、本当に素晴らしいと思うんです。

 

 だから、できれば、スポーツの大会のフォーマットも、できるだけ変えて欲しくはないんです。とくに、プロスポーツは、興行面も考慮しないといけないので、マンネリを防ぐためには仕方ない部分もあるとは思うんですが、一度決めたフォーマットは、少なくとも20年は変えずに継続して欲しいんです。

 

 日本のプロ野球では、今世紀に入って、野球人気が低迷したこともあって、クライマックスシリーズやセ・パ交流戦などが導入されました。しかし、導入後、アドバンテージシステムが採用されたり、交流戦の試合が大幅に減らされたり、細かい制度変更が行われています。

 

 また、サッカーのJリーグでは今年から、11年ぶりに2ステージ性が復活。これに対しては、サポーターから不満の声も上がりました。

 

 その点、大相撲は素晴らしいです。相撲がもともと神事から成り立っているということもあり、力士の髷や土俵の作り方、土俵入りなどのスタイル、また、土俵に女性をあげないといった伝統を頑なに守り通しています。また、現在の6場所15日制は昭和33年(1958年)から、60年近く実施されています。

 

 一方で、土俵の上の屋根はかつて4本の柱で支えられていたのを、お客さんの見易さを考えて昭和27年から吊り屋根にしたり、昭和44年には勝敗の判定にビデオ判定を導入したり、また、外国人にも特に規制なく門戸を開いたり、守るところと変えるところをしっかり見極めて運営されています。

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 と、長々と、スポーツに関する、私の意見、というか、豆知識を綴ってきました。なぜ突然こんなことを書いたのかというと、今日のブログはホントはもっと別のことを書こうと思っていたのです。

 

 私は、以前も書きましたが、スポーツの中でも野球が好きで、しかも試合観戦も好きですが、それよりも過去の記録を見たり調べたりするのが、すごい好きなんです。

 

 あまりに記録が好きすぎて、記録が残るなら、シーズンの試合はなくてもいい!という、健康オタクの人が「健康なら死んでもいい!」と言うのに匹敵する、本末転倒な矛盾を思ってしまうくらいなんです。

 

 それで、昨年7月に、千葉ロッテマリーンズの岡田幸文外野手が達成した、デビュー以来1771打席ホームランなし、というプロ野球新記録の試合を、QVCマリンフィールドに観戦に行って、ブログに書きました。

 

 そして、今シーズンは、岡田選手と逆(?)の日本プロ野球記録に挑む選手が現れました。それが、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾外野手(27歳)です。

 

 秋山選手は、横浜創学館高校から八戸大学(現・八戸学院大学)に進み、2010年のドラフト3位でライオンズに入団した、今年5年目の選手です。昨年までは打率は2割台中盤ながら、2013年にはゴールデングラブ賞を受賞するなど、どちらかというと「守備の人」として活躍してました。しかし、今シーズンは打撃面も大ブレーク。

 

 史上3番目の速さでシーズン100安打(63試合目)を達成すると、5、6月には1994年のイチロー選手以来、史上2人目の連続月間40安打を達成。

 

 さらに、6月3日にナゴヤドームで開催された中日ドラゴンズ第2回戦から、今週12日の日曜日に札幌ドームで開催された北海道日本ハムファイターズ第13回戦まで、31試合連続でヒットを打ち、これは、プロ野球史上3位タイ、左打者では最長の記録となったのです。

 

 それで、プロ野球記録はというと、1979年に広島東洋カープの高橋慶彦内野手が、6月6日にナゴヤ球場で開催された中日ドラゴンズ第11回戦から、7月31日に広島市民球場(現存せず)で開催された読売ジャイアンツ第16回戦まで達成した、33試合連続安打です。

 

 秋山選手が14日火曜日の西武プリンスドームの東北楽天ゴールデンイーグルス戦にヒットを打てば、パ・リーグタイ記録、15日水曜日の試合にもヒットを打てば、ついに36年ぶりに、日本記録に並ぶのです。

 

 15日は、私は夜勤の仕事があったのですが、生活を支える大事な仕事と、プロ野球新記録がかかった試合のどっちが大切なのかと問われれば、当然後者の訳で、私も15日は仕事をサボって西武プリンスドームへ観戦に行くつもりでした。

 

 ところが、14日は楽天先発の則本昂大投手の前に4打席凡退、延長10回の第5打席も回ってくるのですが、フォアボールを選び、ついに31試合で連続安打は途切れてしまったのです。

 

 でも、最後のフォアボールは、自分の記録よりもチームの勝利を優先させた結果で、なんと次の打者の「おかわり君」こと中村剛也内野手の26号サヨナラ3ランホームランを呼び込んだのです。

 

 それで私は結局、15日は、予定どおり夜勤の仕事に行きました^^;; でも、秋山選手の今回の記録は、素晴らしい挑戦だったと思います。

 

 この連続試合安打記録は、そんなにすごい記録なのか、と思われる方もいらっしゃると思います。これが、なかなか大変なんです!

 

 日本のプロ野球の長い歴史で、初めて30試合連続でヒットを打ったのが、1946年の阪急ブレーブス(今のオリックスバファローズ)の野口二郎選手(最終結果は31試合連続)です。

 

 それから25年間、30試合連続安打をする選手は現れませんでしたが、1971年に、同じく阪急ブレーブスの長池徳二外野手が、5月28日の大阪球場(現存せず)で開催された南海ホークス(今の福岡ソフトバンクホークス)第8回戦から、7月6日に西京極球場で開催された西鉄ライオンズ(今の埼玉西武ライオンズ)第13回戦まで32試合連続安打を放ち、新記録を達成しました。

 

 もう一つ別視点から。長い日本プロ野球史で、シーズン200安打を打ったのは、1994年のオリックス・ブルーウェーブのイチロー外野手が初(最終結果210安打)です。この年のイチロー選手は130試合に出場して、無安打の試合がなんとたったの13。1シーズンで23試合連続安打を2度も達成するのですが、それでも30試合連続は成し遂げることができませんでした。

 

 また、その後、阪神タイガースのマット・マートン外野手が、2010年に144試合に出場して214安打(いまだにプロ野球記録)を達成するのですが、この年は18試合連続安打が最高です(ただし、翌2011年にマートン選手は30試合連続安打を達成)。

 

 長池選手の記録も、前述の通り、8年後に高橋選手に破られるのですが、この高橋選手の記録は、36年間いまだに破られないまま、今シーズンのプロ野球は後半戦を迎えます。