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大英博物館展に行ってきました! ちょっと長めの個人的感想です。

平成27年(2015年)6月20日(土)

 この4月から6月にかけて、見に行きたいな〜、と思った展覧会(博物展)が3つありました。

 

 一つは、東京国立博物館でやっていた「鳥獣戯画展」、もう一つは東京都美術館で開催中の「大英博物館展」、そして、東京都庭園美術館で開催中の「マスク展」です。

 

 それで、行こう行こうと思っているうちに、鳥獣戯画展は今月7日で終了してしまい、行けずじまいでした(>_<)。それで、あとの2つも、大英博物館展は28日まで、マスク展は30日までですので、月末になって、駆け込みで行くことにしました^^;;

 

 そんなわけで、昨日19日の午前中、「100のモノが語る 世界の歴史 大英博物館展」を見に行ってまいりました!

 

 イギリス・ロンドンにある大英博物館は、200万年もの前の先史時代から、現代に至るまで、世界各地から収集した約700万点もの所蔵品を持ち、世界各地から年間約600万人の来館者を数える、世界有数の博物館です。

 

 そして今回、膨大な所蔵品の中から、ニール・マクレガー館長が厳選した100点が来日し、国内3都市で展覧会が開かれることになったのです。

 

👇開催場所は、東京都美術館です。初めて行きました。場所は、上野動物園の隣、もっとわかりやすく言うと、上野公園内の噴水広場にスターバックスコーヒーがありますよね〜。その裏です^o^

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👇入り口は地下1階にあります。昨日の午前中、東京は雨でした。

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👇入り口のところに「長い傘の持込禁止」と書いてありました。「長い傘」とは?と一瞬思ってしまいましたが、折りたたみ式以外の傘のことだと思います。ビニル袋は、折りたたみ傘を入れる用の袋でした。

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👇隣に、大量の鍵式傘立てがありますので、今の時季でも安心です。

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👇パンフレットの表紙です。

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👇パンフレットの中身です。

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👇チケットの半券です。

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 もちろん、言うまでもなく、館内は写真撮影は全面禁止です。だから、ここからはテキストのみの感想です。私が見てきて個人的に思ったことを書きたいと思います。

 

①人疲れ、モノ疲れしますね〜。

 これは、今回の催しに限らないのですが、昔の品物を展示する博物展って、なんか、それを作ったり使ってたりしていた当時の人の「気」というか、いろいろな思い入れ、あるいは怨念みたいなのも含まれている感じが伝わってきませんか〜?(といっても、私は決してオカルト信奉者ではありません^^;;)。

 

 それに、今回は人気の展覧会ということもあり、見物の人が多くいらっしゃいます。昨日は、平日の午前中ということもあり、チケット売り場でも1分くらいしか並ばず、会場にもスイスイと入れたのですが、それでも結構見物の方が多かったです。

 

 私はいつも「人混みが苦手」と言っていますが、人混みって、やっぱり、いろんな人の「気」が渦巻いていると思うんです。私は、昔の人の「気」も感じちゃうので、まして、今生きてる人の「気」は、もっと感じてしまいます。だからいっそう、人がいっぱいいるところが苦手なのかな〜、と思っています(なんだ、この結論^^;;)。

 

②解説パネルは、もっと自然な文にならないかな〜。

 これも、今回に限ったことじゃないんですが、こういう博物展って、横に解説パネルがありますよね〜。

 

 今回は、展示スペースの入り口のところに、通史的な年表とどんなものが展示されているかの写真があって、解説パネルも、まず概要が示されて、さらに深く知りたい人はその下の踏み込んだ解説を読む、という構成になっていて、さらに、出口のところには、世界地図ともに、どこの地域で使われていた物なのかのパネルが示されていて、初学者でもわかりやすいように、とても工夫されていました。

 

 でも、解説パネルの日本語が、すごい読みにくく感じちゃうんです。端的に言うと、外国語直訳のような、ナチュラルな日本語じゃないというか…。世界史とか美術史とかを専門に研究している方にとっては、それはデフォルトなんでしょうけど、私のような無学なアホにとっては、読むだけで疲れてしまうのです。

 

 もちろん、世界史の基礎知識がないのはこちらの責任なんですが、内容を読むと、言ってることはそんなに専門的じゃないものの、文体が難解な感じというか、読みにくく感じちゃうんです。

 

 一つの考え方としては、大英博物館の解説(英語)の意図を変えないために、あえて直訳してるのかもしれませんが、それにしても、もうちょっとナチュラルな日本語にならないものなのかな、と思ってしまうんです。

 

 それで、パネルの下の方には、英文の表記もあったんですが、そっちの方がむしろわかりやすかったです(観光地の案内看板とかも、日本語より英文表記のほうが簡単、という現象が多々有ります^^)。

 

 あっ、念のため、私は全く英語はできません。以前TOEICを受けたら300点台で、その時に働いていた会社のアルバイトの方に「それ、低すぎますよ〜」と言われるくらいのレベルなんです^^;; その私が分かるということは、単語も文法も、すべて中学生英語。だから、日本語の解説も、もっと簡単な言い回しで言えるはずなのでは、と思ってしまったんです(スタッフの苦労も知らず、恐るべき上から目線…失礼いたしました^^;;)。

 

③日本の展示物の解説は、英文も表記してほしかったな〜。

 大英博物館には、日本から収集した物もたくさん収蔵されています。今回の展覧会では、縄文土器、蓮の葉形三島皿、三島手茶碗、柿右衛門の象、北斎漫画、自在置物(ヘビ)の展示がありました。

 

 それで、横の解説パネルを見ると、「このころ日本では世界との交流がなく…」といったような、イギリス目線の解説がなされていました。

 

 しかし、その原文(英語)の表記がなかったのが、少し残念でした。英語ではどういう風に言うのかな〜、とちょっと知りたかったのです(ネットとか本を調べれば出てくるんでしょうが、そこまでの知的探究心はなし)。

 

④人類は、いつ頃から表情を絵で表すようになったんでしょうか?

 展示物に対する感想を言わないのもなんなので、書きたいと思います。

 

 今回の展示物の中で目玉になるものがいくつかあって、それは解説パネルに☆マークが付いていました。世界史にそれほど興味がなくても、とりあえず☆マークの展示物だけは見ておけば、あとで誰かに話した時に「え〜、あれ見なかったの?なんで〜!」とか言われて恥をかかなくても済むようになっています。

 

 その中でも、今回の展覧会でもっとも人だかりができていたのは、「ウルのスタンダード」と呼ばれる品です(パンフレット表紙の右下に写っているやつです)。

 

 これは、メソポタミアのシュメール人の都市、ウルの王家の墓から見つかった箱なんです。紀元前2500年ころのものと推定され、なんの用途で使った箱なのかはよくわかっていませんが、箱の両脇には3段でたくさんの人や動物が描かれているんです。

 

 この両脇の絵は、それぞれ「平和」と「戦争」を表していると言われ、「平和」側には最上段に書かれた王様に、民衆が動物や魚を運んでいる絵、「戦争」側には、ロバが引く車に轢かれた敵の兵士や、縛られて王様に差し出される敵の兵士などが描かれています。

 

 当時の様子が生き生きと描かれていて、箱もキレイに装飾されていて、4000年以上も前にこんなの作られてたんだな〜、と感心してしまうんですが、私が印象的だったのは、多数描かれている人の目が、王様も民衆も、ロバの車に轢かれている敵兵も、みんな同じだということです。楕円に黒目の、よく幼児が描くタイプの目です。

 

 これは、鳩と一緒だな〜、と思いました。公園にいる鳩を観察していると、どの鳩も、いつ見ても目がまん丸。おじさんに餌をもらっている鳩も、子供に追っかけられて慌てて逃げる鳩も、みんな同じ目ですよね〜。だから、鳩って、何考えているかよくわかりません。

 

 ウルのスタンダードの絵も、それぞれの人物の行動がすごく生き生きと描かれているのに、表情が全員一緒なので、感情のない、淡々とした人たちのように見えてしまうんです。

 

 それで、前述の通り、江戸時代に葛飾北斎が描いた漫画本も展示されていたのですが、そこに描いてある人間の表情は、実に多種多様に表現されているんです。

 

 現代の絵文字、顔文字からもわかる通り、人の顔の絵は、眉毛と目と口の形を変えるだけで、簡単にその人の心情を表すことができます。紀元前のシュメール人にはその技法がなかったのに、19世紀の北斎にはできている…。いったい人類史上で、いつ頃、誰が、顔の絵に心情を表す技法を考え出したのかな〜と、ちょっと不思議に思いましたね〜。

 

⑤かぶり物が小さい!私の頭には絶対に入りません!!

 展示物の中には、紀元前500年頃のコロンビアの戦士のヘルメットや、18世紀のハワイの冑(かぶと)といった、かぶり物も展示されていました。

 

 それで、しゃがんで下の方から見たんですが、小さすぎ!私の頭では、頭頂部にちょこんと乗っかるレベルでした。

 

 だから何、と言われると困るんですが、自分の頭は人類史上でも大きい方にランキングされるんだろうな〜、と考えてしまったんです。

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 と、これから見に行かれる方たちの参考にはほとんどならないであろうことを、長々と書いてしまいました^^;;

 

 会場は、年代を追って8つの章(創造の芽生え→都市の誕生→古代帝国の出現→儀式と信仰→広がる世界→技術と芸術の革新→大航海時代と新たな出会い→工業化と大量生産が変えた世界)に分かれて、地下1階から1階、2階へと上がって、展示されていました。

 

 私は、100点すべてを、結構じっくり見ました。地下1階と1階はそれぞれ1時間、2階は30分と、トータル2時間半の鑑賞でした。2階の展示室を出ると、お約束(?)のグッズ販売コーナーがあり、エスカレーターで地下1階(出口)まで降りて終了、となります。

 

 再入場はできませんが、出場しなければ何回でも見ることができます(階の移動は上りだけのエスカレータですが、横のエレベータで下の階にも再度行くことができますし、最後の出口のところで、もう一度見たい方はこちら、と案内看板があって、再び最初の入り口から入ることもできました)。

 

 入場料は大人一人1600円、開催は6月28日(日)まで(月曜日は休館!)、開館時間は9:30〜17:30(金曜日は20:00)(入館は30分前まで)です。今後、福岡展が九州国立博物館で7月14日〜9月6日まで、神戸展が神戸市立博物館で9月20日〜来年1月11日まで開催される予定となっています^o^