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Happy-Go-Lucky Дневник

当ブログは2018年3月31日を以って完全終了(廃止)いたします!

2016年12月21日 新ブログ開設!


http://www.tamuratakuto.com/



自転車に正しく乗って、自分も歩行者も守りましょう!

平成27年(2015年)6月13日(土)

 今週の水曜日10日、千葉市稲毛区の県道で、77歳の女性が、19歳の男子大学生が運転する自転車にはねられ転倒、女性は病院に運ばれたものの、その後死亡しました。

 

 目撃証言によると、女性が青信号の横断歩道を渡っていたところに、信号無視した大学生の自転車が突っ込んだようです。調べに対して大学生は「イヤホンで音楽を聞きながら下を見ていて、前を見ていなかった」と供述してして、警察は、スピードを出すために前かがみになって運転していたとみて、詳しい事情を調べている、とのことです(NHKニュースWEBより)。

 

 自転車が歩行者をはねて死なせたり、重大な後遺症が残る怪我をさせたりする事例が後を絶ちません。2008年に神戸市で起きた事故では、当時小学5年生の男の子が運転する自転車が60代の女性をはね、女性は今も寝たきりで意識が戻っていないそうです。

 

 それで、この事故では、裁判で、小学生の母親に、なんと9500万円もの賠償金の支払いを命じる判決が出たそうです(産経新聞より)。自転車事故で、そんな高額賠償⁈と、ちょっと驚きですが、被害者が何年も意識不明という結果の重大性を考えたら、むしろ少ない賠償額かもしれません。

 

 そのほかにも、自転車による事故で、何千万円もの賠償命令が出された裁判事例は何例もあります。自転車は強制保険が義務付けられていませんので、賠償金が支払えず、自己破産する人もいるそうです。

 

 こうした事態を受けて、道路交通法が改正され、今月1日から施行されました。今後、自転車で次の14項目の悪質・危険な運転を3年以内に2回すると、講習の受講が義務付けられ(受講料5700円)、受講命令を無視すると、5万円以下の罰金が科せられるようになりました(14歳以上から適用)。

 

1.信号無視

2.通行禁止違反

3.歩行者専用道での徐行違反等

4.通行区分違反

5.路側帯の歩行者妨害

6.遮断機が下りた踏み切りへの進入

7.交差点での優先道路通行車妨害等

8.交差点での右折車妨害等

9.環状交差点での安全進行義務違反等

10.一時停止違反

11.歩道での歩行者妨害

12.ブレーキのない自転車運転

13.酒酔い運転

14.安全運転義務違反

 

 とくに、14番目の「安全運転義務違反」は、傘差し運転や携帯電話・スマホを操作しながらの運転、イヤホンで音楽を聴きながらの運転などが当たるそうで、警察も取り締まりを強化していく方針のようです。

 

 自転車は、電車や車と違って人がむき出しになってる乗り物なので、なんとなく歩行者に準じるものとして考えている人が多いような気がしますが、道路交通法では「軽車両」と規定され、むしろ車に準ずる乗り物に位置付けられているのです。

 

 そこで、多くの方がもしかしたら勘違いしているかもしれない、自転車の交通ルールについて、ここで私自身の自重も含めて、押さえておこうと思います。

 

★自転車は、原則として車道を走らないといけません。しかも、車と同じ左側通行です!

 道路交通法17条では、自転車は車道または路側帯の左側を通らなければならない、と規定されています。以前は、右側の路側帯を走っても良かったのですが、2013年12月に施行された改正道路交通法では、路側帯も左側通行が義務付けられました。つまり、自転車は車道を走るとき、必ず車と同じ方向を走らなければならず、車に向かって逆走するのは法律違反となります。

 

👇千葉市の市道・高洲中央港線(通称・京葉線通り)では、2011年3月に、千葉県内で初めて車道の路側帯に自転車専用レーン(青色の部分)が設けられました。上の方に、自転車専用道である旨の標識も掲げられていますね!

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👇美浜区幸町2丁目からJR千葉みなと駅前までの2.8kmの自転車専用レーンです。レーン内は、車やバイクは走っていけないことになっています。

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👇もちろん、左側通行で、逆走は禁止です。反対方向へ行くには、反対車線の路側帯に設けられた自転車専用レーンを走る必要があります。

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👇逆走禁止の標識もありました。

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👇でも、交差点になると、車用の左折レーンが設けられるため、自転車専用レーンが狭くなりました^^;;

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★一定の条件下でなら、自転車も歩道を走ってOK!

 2008年6月施行の改正道路交通法では、自転車の歩道走行ルールが明確化され、実質要件が緩和されました。歩道を走れる要件としては、「道路標識などで指定された場合」「運転者が13歳未満の子供、70歳以上の高齢者、体の不自由な人の場合」「車道または交通の要件からみてやむを得ない場合」です。

 

 3つ目の条件がかなりあいまいな感じですが、交通量が多い車道や、路側帯の狭い車道は歩道側を通ってもいいようです。

 

👇このような標識のある歩道は自転車で通ってもOK!

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👇おっと、こちらは補助看板に「ここまで」と書かれていました。つまり、この先は、自転車は歩道を通れない、ということです。

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👇その先は、確かに歩道が狭くなっていますが、車道側を通るのもちょっとこわい…。これは、歩道を通れる要件の「車道または交通の要件からみてやむを得ない場合」に当たるのかな?

ちなみに、自転車を降りて押して歩くと、歩行者扱いになりますから、歩道はなんの規制もなく通ってOKになります。危険を感じたら、自転車から降りて押す、というのも臨機応変に使っていきたいと思います。

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★たとえどんなに要件に合致していても、歩道では歩行者絶対優先です!

 道路交通法では、自転車が歩道を通るとき、方向は規定されていませんので、車道を走るときのように左側通行の必要はありませんが、63条には、自転車は歩道の中央から車道寄りの部分を通らなければならない、と規定されています。

 

 さらに、同じ63条には、自転車が歩道を通るときは徐行をしなければならず、歩行者の進行を妨げる場合は、自転車の方が一時停止しないといけない、と規定されているのです。

 

 世間には、なぜか歩道でも自転車に優先権があるかのごとく考えている人もいて(私の印象だと、年配の男性に多い気がします)、ベルを鳴らしながら、歩行者をかき分け疾走し、ときに歩行者を睨みつけるような不届きな自転車ドライバーがいますが、これは法律上も道義上も、全く許されていない行為なのです。

 

👇以前のブログでも書きましたが、千葉市美浜区は全域が戦後の埋立地ですので道が整備されていて、比較的歩道も広くとられていますので、歩道に自転車レーンが設けられているところも多いです(写真は稲毛海岸駅近くの市道)。

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 ところで、道路交通法63条では、上の写真のように、歩道に自転車レーンが設けられている場合には、歩行者がレーンを通行していない、または通行しようとしていない場合に限って、自転車は徐行しなくても、安全な速度と方法で走っていい、と書かれています。つまり、たとえ歩道上に自転車レーンが設けられていても、自転車に免罪符が与えられたわけではなく、歩行者最優先の原則は変わらないのです。

 

★自転車は車両だから、基本的には車と一緒の信号に従います。でも、横断歩道を渡るときは、歩行者用信号に従います。

 道路交通法施行令第2条には、自転車の信号について規定されています。それによると、自転車は車道を走るときは車用の信号機に従いますが、自転車用信号機が併設されているところはそちらを優先します。

 

 さらに、歩行者用信号機に自転車用の表示があったり、横断歩道に自転車レーンが併設されている場合や、それでなくても自転車で横断歩道を渡る際は、歩行者用の信号機に従う、と規定されています。

 

👇歩行者用信号機に自転車用の旨の表示がある場合や、横断歩道に自転車レーンがある場合は、その信号に従います。また、そのような表示がなくても、横断歩道を自転車で渡るときは、歩行者用信号に従います。

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👇自転車用信号機は、最優先で従います。

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👇JR稲毛海岸駅前にある、歩車分離式の信号機です。歩行者用の信号が縦方向・横方向で全青になり、その間は車用の信号は全赤になる方式の信号機です。

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👇道路交通法施行令の規定によれば、自転車は車道を走るときは車用の信号機に、横断歩道を渡るときは歩行者用信号に従います。つまり、歩車分離式の信号機では、自転車はどっちの信号機に従ってもいい、ということになりますよね〜。

でも、さすがにここの交差点で車用の信号機に従うのは、ちょっと危険です。ここを通る自転車は、歩行者用信号機にってる人が多いです。

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👇こちらは、歩行者用信号機(押ボタン式)のみで、車用の信号機がないタイプの交差点です。ここも、自転車が車道を走っていれば、歩行者用信号機に従う必要はありませんので、安全確認して渡っていいのですが、ここを通る自転車も、押しボタンを押して、歩行者用信号機が青になるのを待って横断歩道を渡る人が多いです。

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👇JR千葉みなと駅と千葉駅を結ぶ市道にも、車道脇に自転車レーンが設けられていました。こちらは、先ほどと違って、自転車専用ではなく、車道混在型です。

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👇「自転車は原則 車道・左側通行」と書かれた看板もありました。今回のテーマと全然関係ないですが、たまたま上に千葉都市モノレールが通りました^^ アーバンフライヤー0形という新型の車両です。いつか、千葉都市モノレールのことも、ブログに書きたいと思います^o^

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👇自転車走行路を示す青い矢印が道路に書かれていました。

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【おまけ】

 小学生のとき、交通安全教室みたいので、自転車の手信号について習いました。右折するときは、右腕を水平に右に出し、左折するときは、右ひじを90度曲げて手を真上に上げて合図する、と…。

 

 でも、それを聞いてから今まで一度もそんなことやったことないですし、やってる人を見たこともありません。

 

 それで、今回道路交通法について調べていたら、自転車の方向指示の手信号については53条および施行令21条に規定がありました。

 

 それによると、曲がる方向に水平に腕を伸ばしたり、ひじを90度に曲げるやり方は合ってましたが、これは左右どちらでもそれぞれの動作をやっていいそうです。私はたしか、ブレーキは左側(後輪)を優先して掛ける必要があるから、手信号は常に右腕を使ってやる、と聞いたような気がしてたんですが…。

 

 で、この手信号の合図不履行の場合は、なんと5万円以下の罰金の規定もあるそうなんです。ただ、手信号は片手運転になり、安全運転義務の方が優先されるため、危険な場合はしなくてもいいそうなんです…。走行中に腕なんか伸ばしたら、確かに危険の方が多そうです^^;;;

 

 それで、今回自転車で写真を撮りに行ったのですが、その際、生まれて初めてやってみました、手信号…。結果は、なんとなく周囲の奇異な視線を感じて、ものすごく恥ずかしかったです。車のドライバーの人は、あまりに唐突な手信号にビックリして、かえって事故を起こしちゃうかもしれませんね〜^o^

 

※写真は全て、自転車を安全な場所に停めて、安全を確認した上で撮影しました。