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Happy-Go-Lucky Дневник

当ブログは2018年3月31日を以って完全終了(廃止)いたします!

2016年12月21日 新ブログ開設!


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稲毛民間航空記念館に行ってきました&記念碑とSLの写真もあるよ〜^o^

平成27年(2015年)6月9日(火)

 先月の、エアレースのことを書いたブログでも少し触れたのですが、私が今住んでいる千葉市の稲毛海岸地区は、日本で初めて民間の飛行場ができた場所なのです。

 

 動力による有人飛行機で、世界で最初に飛行に成功したのは、ご存知の通り、兄ウィルバー、弟オーヴィルのライト兄弟です。

 

 1903年12月17日、アメリカ・ノースカロライナ州キティホーク近郊(キル・デビル・ヒルズ)で、ライトフライヤー号という飛行機で、世界初の有人動力飛行に成功しました。

 

 これ以降、欧米では航空機の開発が盛んに進められました。明治維新以降、富国強兵策を進めていた日本も、その動きに乗り遅れてはならないと、「臨時軍用気球研究会」という国家的プロジェクトを立ち上げます。

 

 それで、ライト兄弟の初飛行から7年後の1910年(明治43年)12月に、東京・代々木にあった陸軍練兵場で、ドイツとフランスから輸入した飛行機が、日本の空を初めて飛びました。

 

 この研究会に技師として参加していたのが、奈良原三次という人です。その後研究会を離れて、独学で航空機の研究を進めます。男爵家の生まれだったので、研究のための豊富な資金があったのです。

 

 それで、「奈良原式」という飛行機を完成させ、明治44年5月に、埼玉県の所沢にあった陸軍の飛行場で初飛行に成功、これが、飛行に成功した国産飛行機の第1号となったのです。

 

 しかし、軍の組織が大きくなると、民間人である三次は、所沢の飛行場から締め出されてしまいました。いくら男爵家の生まれとはいえ、自前で飛行場を作る資金などありません。

 

 そこで、三次が目をつけたのが、たびたびリゾートに訪れていた稲毛海岸だった、というわけだったのです。

 

 当時の稲毛海岸は、遠浅の砂浜が広がり、干潮になると荷馬車が通れるくらい砂浜が締まって硬くなるのを見ていたのです。砂浜なら、飛行場に必要な広大な平地を整備する必要もありません。

 

 そして、地元の漁民と交渉して、ついに明治45年5月、稲毛海岸に日本で初の民間飛行場を完成させたのです。

 

👇稲毛海浜公園内には、「稲毛民間航空記念館」という施設があります。

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👇入り口にあった「利用ご案内」の看板を撮りました。

休館日のところの「月曜日」の前に、マジックで「第4」の字が書き足されていました。ということは、開館日が増えた⁉︎ 正直言って、平日に訪問する人はそんなにいなさそうな施設なんですが^^;; でも、そのおかげで、昨日(第2月曜日)行ったのですが、無事入ることができました^o^

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👇うれしい入場無料です!

海のすぐそばなので、津波の警告の張り紙も!でも、この津波から逃げてる人、非常口の人ですよね〜。いつも逃げてるんですね、この人^^;;

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 中に入ると、勝手な決め付けで恐縮ですが、飛行機のことはそんなに詳しそうではない、優しそうなご婦人が受付にいらっしゃいましたので、「写真撮ってもいいですか?」とお聞きすると、「う〜ん、なんかね、遠くから(展示されている)飛行機とか風景的に撮る分はいいんですけど、字が書いてあるパネルを撮るのはダメなんだそうですよ〜」と、なぜか伝聞的なご説明。背後に黒幕でもいるのかな^^

 

 うんうん、皆まで言わなくてもわかります、ご婦人。わたしも、これまで数々の博物館や美術館に行ってブログを書いてきましたので、写真を撮っていい/ダメ、のなんとなくの基準は心得ております。要するに、資料的なものは、写真撮っちゃダメなんでしょ?

 

👇「展示されているパネルの内容はこちらに全部書いてありますから」と受付のご婦人に案内された「展示解説書」です。受付のところに、無料で置いてありました。

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👇無料のパンフレットの域を超える、かなり立派な冊子です。写真もたくさん掲載されていて、説明文にはルビも振ってあって、小学生や日本語勉強中の外国人の方も読める内容になってます。ブログ書くのも、こういうのあると助かります。前半の説明も、この冊子をかなり参照しました^^;;

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 館内は平屋建てで、そんなに広くない1スペースでの展示でした。でも、稲毛海岸の飛行機の歴史が一通り分かる展示になっていて、私は地元だからかもしれませんが、なかなか面白い展示でした。

 

👇それで、ご婦人のご指示どおり、風景的に、展示されている飛行機を撮りました!

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👇これは、奈良原三次が作成した奈良原式4号機「鳳(おおとり)」号の復元機です。翼が上下にある、複葉式と呼ばれる形で、上翼と下翼が前後にずれているのが特徴だそうです。

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👇横にちょっとした階段があって、ちょっと高い位置からも撮れるようになっていました。

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👇これは…たしか、学校で生徒が練習する用のグライダーだったような…。パネルを撮らなかったので、失念。メモっておけばよかった^^

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👇当時の、稲毛海岸の干潟に作られた飛行場の模型もありました。ボタンを押すと、飛行機が滑走路を一周しました^o^

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👇記念館の入り口向かって右側には、ガラス張りの展示室がありました。

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👇これは、大正時代の飛行船のプロペラとエンジンを展示しているものでした。ここは、館内から見ることはできず、ショーウインドウ方式の展示で、なかなか斬新な展示方法だと思いました。

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 さて、稲毛民間航空記念館を後にして、そこから北へ2.5kmほど行った稲浜公園というところに、「民間航空発祥之地記念碑」というモニュメントがありますので、それも撮ってきました。

 

👇高さ10メートルほどあり、飛行機の翼を模した結構立派なモニュメントです。でも、建てられたのが1971年ということもあり、かなり老朽化してます。

今は、干潟も埋め立てられ、JR京葉線が近くを走り、巨大な団地群が広がり、いろんなお店もたくさんあって、完全なベッドタウンになっていますが、このあたりに、奈良原三次が作った飛行場があったのです。

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👇記念碑の隣には、立派な松の木。日本で初めて飛行機が飛んで50周年を記念して、1960年に植えられた松なんだそうです。しかも、なんと、アメリカ・ノースカロライナ州知事から贈られた、ライト兄弟が初飛行に成功したキティホークの丘の松の木の種から育てたものなんだそうです。

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【おまけ①】

 稲毛民間航空記念館の展示室の奥に会議室みたいなのがあって、その中に、飛行機が飛ぶ仕組みを説明した模型がありました。みなさんは、あんな鉄の塊がなんで飛ぶか、ご存知ですか〜^o^

 

 飛行機が飛ぶには「推力(すいりょく)」と「揚力(ようりょく)」という2つの力が必要です。「推力」とは、前に進む力。プロペラエンジンやジェットエンジンで得ることができます。そのことは、何となくイメージがつきますよね〜。

 

 では、「揚力」、つまり、上に浮きあがる力はどうやって得ているのでしょうか?

 

 写真の飛行機の模型の翼の形を見てください。横から見ると、上部の方が膨らんでいて、ちょっといびつな形をしてますよね?これがミソなんです。

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 飛行機がエンジンの力で推力を得ると、前から後ろ方向への風(空気の流れ)ができますよね?それで、翼がいびつな形になっていることで、翼の上側では空気が早く流れ、翼の下側では遅く流れるのです。

 

 空気が早く流れると、気圧が低くなります。一方、空気が遅く流れると、気圧が高くなるのです。気圧は高い方から低い方へ押す力が働きますので、翼の下の方から上の方に浮きあがる力が与えられる、という原理なんです。

 

 旅客機に乗って離陸するとき、滑走路でいったん止まりますよね。そのときは、推力はゼロ、揚力もほとんどないので飛びません。それで、エンジンのパワーを上げて、滑走路をものすごい速さで走ると、翼の上下で気圧の差ができて、さらにスピードを上げて気圧差を大きくすると、鉄の塊でも浮かんで飛んでいく、という原理なんです。

 

👇地面についたままの模型飛行機です。下の黄色いボタンを押すと、前から風が吹く、という装置です。

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👇風が強くなると、翼の上下で気圧差ができて、模型飛行機が上の方に浮かび上がりました。

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【おまけ②】

 民間航空発祥之地記念碑のある稲浜公園内には、SLも静態保存されていましたので、ついでに撮ってきました!

 

👇これは、昭和28年から43年まで、川崎製鉄千葉製鉄所で資材や原材料などを運んでいたSLだそうです。しかし、その後、ディーゼル機関車に置き換わったため、千葉市に寄贈されたのだそうです。

左奥に見えるのが、民間航空発祥之地記念碑です。

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👇小さいながらも、立派な面構えです。そーいえば、昔、プロ野球の大洋ホエールズや読売ジャイアンツで活躍した屋鋪要さんは、今SL写真家になってるんですよね〜。ここも撮りに来たんだろうか??

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👇横の階段から、運転席に入れるようになっています。

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👇運転席窓からパチリ!

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👇暗雲が立ち込めてきました。SLの煙突から出ている黒煙っぽく見えませんか?見えないか…。ちなみに、気象庁は昨日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。

昨日8日月曜日の午後3時ちょっと過ぎの写真ですが、あと1時間もすると、学校帰りの小学生たちに占拠されて、写真を撮るどころではなくなります^^;;

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