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錦糸町の楽天地スパは、おやじのオアシスだ!!

平成26年(2014年)8月30日(土)

 私は今年、満41歳となり、さすがに見た目は”THEおっさん”という感じだとは思うのですが、精神的にはおやじになりきれないところが、いまだにあります。

 

 といっても、以前、東京都議会でのヤジ問題について書いたブログでもちょっと触れたように、おやじ然としたおやじカルチャーみたいなのがものすごく苦手で、それに抗(あらが)いたい、という気持ちもあるのです。

 

 しかしながら、やっぱりちょっとは年相応の”おやじ力”も磨いていかないとなー、なんて感じる時もあります。とくに、どんな人とでも気軽に、如才なく話せる、というおやじのコミュニケーション力は、あこがれであり、身につけたいと思う能力ですね〜^^

 

 若い頃というのは、どんな人でも多かれ少なかれ、すかしたようなところがあるので、人見知りというのは仕方ないと思いますが、だんだんと経験を重ねていくに従って、世間擦れしてきて、如才なく話せるようになるのが普通です。

 

 やっぱり、会社で働いて、営業をしたり、アフター5の飲み会に行ったりして、だんだんと如才なく話せる人になっていくんだと思うのですが、私の場合はそういうのはことごとくこれまで避けてきましたので、40過ぎてもなお、お恥ずかしい話なんですが、コミュニケーション能力に難ありというか、人見知りがいっこうに治る気配がありませんね〜^^;;

 

 それで、おやじ力を磨く、というわけではないんですが、おやじと言ったらサウナだろ〜、ということで(?)、夜勤明けの昨日の金曜日(29日)、東京・錦糸町にある、東京楽天地の楽天地スパ、というところに行ってきましたので、今日はそのことについて書きたいと思います。

 

 東京楽天地というのは、阪急電鉄や宝塚歌劇団を創設した大実業家、小林一三(1873−1957)の「東京下町の大衆に健全な娯楽を提供する」という方針のもと、昭和12年(1937年)に、劇場・映画館として創業されたレジャー施設です。

 

 それで、昭和31年(1956年)に温泉施設「楽天地温泉会館」がオープン、昭和58年(1983年)には「楽天地サウナ」として改装、錦糸町駅前の立地の良さから、地元の人やサラリーマンに親しまれました。

 

 そして、平成22年(2010年)に大改装が行われ、「楽天地スパ」という、今はやりの都市型スパリゾート施設(風)になって、現在に至っています。

 

👇JR総武線・東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅のすぐ前に楽天地はあります。(左手前がJR錦糸町駅、右奥のピンクの建物が、東京楽天地です)

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👇一番上の9階が楽天地スパとなっています。その他に、映画館やデパート、飲食店、ゲームセンターなどが入居していて、老若男女のお客さんでにぎわっています。

 

 私が最初に利用したのは、2008年頃でした。そのとき、総武快速線の馬喰町近くにある会社で働いていて、自宅が同じく総武線の津田沼駅近くにあって、自宅のお風呂の給湯器が故障してしばらく使えないという状態になってしまったので、途中の錦糸町で下車して、楽天地サウナに行ったのがきっかけです。それ以来、お気に入りの場所になって、ちょくちょく行くようになりました。

 

 改装前は、館内はちょっと薄暗い感じで、レトロ感満載の温浴施設といった感じでした。そして、なんとびっくり、洗い場にピンク色のタンクトップに短パン姿(昔、ピンクレディーが「サウスポー」という曲の時に着ていた衣装をイメージしていただくといいと思います)のピチピチのギャルの方々がいるではないですか!!

 

 え、え、なになに?と思い、よく見ると、ギャルと言っても、4〜50年前にピチピチのギャルだった方々がお客さんの背中を流していたのです。これは、東京では最後とも言われる、湯女(ゆな=江戸時代に多くいた、銭湯でお客さんの背中を流したり髪を洗ったりする女性従業員)の方々だったのです!

 

 2010年の改装で、この湯女さんたちも廃業かな〜、と思っていたら、改装後の楽天地スパでも、ちゃんと健在でしたね〜。

 

 それと、改装前は女湯もあったのですが、私が見た限り利用者はほとんどいない感じでした。そしたら、やっぱり楽天地スパに改装後は女湯は廃止され、フロア全体が男性専用の温浴施設になりました。

 

 今の時代、どの商売でも、いかに女性客のニーズをつかむかが重要、などと言われている中で、あえて女性客を切るという戦略、とっても好きです。館内は明るくキレイになり、「楽天地スパ」なんてオシャレな名前に変わりはしましたが、中に流れている空気は、下町のおやじのための空間、そのままでした^^

 

 小学生以下は保護者同伴でも入場不可です。一応、中学生から入場可ですが、10代、20代の若いお客さんはほとんどおらず、41歳の私でも、たぶん客層から言ったら、”若手”の部類に入るかも^^;

 

 浴場には、石けん、シャンプーはもちろん、体を洗うナイロンタオルや軽石、ひげ剃り、歯ブラシは自由に使えて、ハンドタオル・バスタオルも使い放題。つまり、完全手ぶらで行っても、何ら困ることはありません。

 

 館内の大型テレビには、オシャレなミュージッククリップやヨーロッパのサッカー中継などが流れているはずもなく、当然、相撲やプロ野球中継が流れています。スポーツ新聞や週刊誌は読み放題で、ロビーでは無料入場券が当たる夏の甲子園大会の優勝校予想イベントが行われていました。展望レストランでは野球観ながらサウナのあとの一杯、と、まさに、おやじのための、至れり尽くせりのアメニティスペースなのです。

 

 ただ、改装後は、入れ墨・タトゥーのある人は、一切入場不可になりました。改装前には、背中に絵が描いてある方もたくさん温泉に入ってきていました。それで、湯女さんに「新しくなったら、入れ墨ダメなんだよね〜。もう、都内じゃ行くとこないよ〜」と嘆いていらっしゃいましたね〜^^

 

 入れ墨と反社会性にどのくらいの相関関係があるのか、私にはよくわからないのですが、個人的には、入れ墨がある人もいての、昔ながらの銭湯の風景だと思うので、何も躍起になって締め出さなくても…とは思います。たしかに、ファミリー向けの温浴施設ならそういう措置も分かるのですが、おっさんしか来ない楽天地スパで、入れ墨に恐怖を感じたり、不快に思ったりするお客さんがどのぐらいいるのか、って気はするんですがね〜。

 

👇1階のエレベータから9階に昇ります。専用のエレベータではないため、映画館や買い物フロアに行くお客さんと一緒になることもあります。

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👇入口もオシャレでキレイになりました。

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 それで私は、夜勤明けの疲れをいやすため、温泉に入ったり、高濃度炭酸泉に入ったり、サウナに入ったりしました。なお、「温泉」というのは名ばかりではなく、地下650メートルから温泉をくみ上げているのです。公式サイトの説明では、「ナトリウム塩化物冷鉱泉」という種類の温泉で、「神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器疾患、冷え性、疲労回復に効果的」だそうです。

 

 そして、以前はちょっと恥ずかしい感じがして頼まなかった湯女さんの背中流しを、今回はお願いしようと思いました。公式サイトには「下町銭湯の名残り!!上半身のアカスリ、洗体、シャンプーと大満足!」というキャッチコピーが!いささか扇情的な書き方ではありますが、当然のことながら、性的なサービスは一切ありません(むろん、私からみると、母親の年齢くらいのお姉様たちですので、なかなか性的な欲情をかき立てるのも難しいものがあると思います。余計な補足でした)。

 

 1回お願いすると、700円です。浴場の入口に貼ってあるホワイトボードに、ロッカー番号と名前を書いておくと、順番に呼ばれる、というシステムです(館内は、レストランや自販機なども、ロッカーのカギについているバーコードで管理されていて、帰るときフロントで精算するシステムになっているのです。つまり、館内では現金は不要なのです)。

 

 私の順番が来ました。床屋さんとかタクシーとかと同様、おじさんのお客さんは湯女さんと世間話しながら体を洗ってもらうのが常です。私は前述の通り、人見知りですので、なかなかそういうとき世間話をするのは苦手なんですが、今回はどうでしょうか?

 

 まず、湯女さんは、会話のつかみとして、「今日はお休みですか?」と聞いてきました。やっぱり、働き盛りのいい大人が平日の真っ昼間にサウナに来ているとなれば、そこは聞かれるポイントですよネ〜。

 

 いつもの私なら、「は、はい…ええ、まあ」とお茶を濁す感じで、その後は黙り込んでしまうパターンですが、今回は「いや、夜勤明けなんですよ〜」と答えられました。そうすると、湯女さんが「ご苦労様です、大変でしょう夜勤」と返してきたので、「う〜ん、でも、もう慣れましたね〜。ずっと夜勤帯なんでね〜、生活のリズムを作っちゃえばだいじょうぶですね〜。昼夜交代制の人だと、大変みたいですけどね〜」なんて、ちゃんと会話を続けることができました!(小学校入学前の検査かっ!)

 

 今までの私なら、返事は「Yes」「No」に限られていて、会話がキャッチボールではなく、受け取ったボールをわざと相手が捕れないところに暴投する感じでしたが、今回はちゃんと話の内容も盛って如才なく返せたと思います。

 

 話している間、背中からぽろぽろと垢が落ちてきました。やっぱり独り身だと、背中を流してくれる人もおらず(既婚者の方が奥さんにアカスリしてもらっているのかどうかは知らん)、背中の垢もたまっていたんですね〜(≧▽≦)

 

 そしたら、湯女さんが、「炭酸水 冷やしシャンプーっていうのやりますか?」と聞いてきました。これは、氷水でキンキンに冷やしたメントール入りのシャンプーで頭を洗ってもらい、炭酸水で洗い流す、というもので、通常は+380円だが、8月中は+100円にディスカウントされる、とのことでした。

 

 なんかよく分からなかったので、「どういう感じなんですか?」と聞くと、「どういう感じって、あんた、私はやったことないから分からないわよ〜(笑)」と返してきたので、「他のお客さんはしてますか〜」と聞くと、「そうね〜、100円だったら、ってやる人が多いですよ」と言うので、「ものは試しよう、って言いますから、おねがいします」って言いました。我ながら上出来の、おっさん的如才ない会話が出来たと思います。

 

 それで、この冷やしシャンプー、予想以上にメントールがキツく、結構全身がスースーしました。ここんとこの東京地方は雨が降ったりして、8月とは思えない寒さだったのですが、猛暑日のような暑い日なら、たまらなかったと思いますね〜。

 

 そしたら、湯女さん、バックスペースに一回はけてしまって、シャンプーされたまま私は一人取り残されてしまいました。何してるのかな〜、と思っていると、湯女さんが手にペットボトルを持って戻ってきました。よく見ると、スーパーやコンビニで売っている、ウィルキンソン炭酸水でした。

 

👇これと全く同じやつでした^^

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 やっぱり、ずっと浴室で働いているんで、湯女さんも喉が渇いたのかな〜、と思っていると、なんとそのウィルキンソン炭酸水を私の頭の上からかけ始めたのです!

 

 あっ、そー言えば、「炭酸水 冷やしシャンプー」って言ってましたね〜。でも、まさか、市販のペットボトルの炭酸水が出てくるとは思いませんでした。優勝してビールをかけられるプロ野球選手のような気持ちが味わえました^o^

 

 でも、湯女さん、やはり握力の衰えがあるのか、ウィルキンソン炭酸水のキャップを開けるのに苦労してました。結局、私が開けるのを手伝ってあげました。最後まで期待を裏切らない下町クオリティ、さすがだと思いましたね〜^^;;

 

👇入り口のところに、冷やしシャンプーののれんもかかってました!

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 さて、お風呂に入って、垢も落としてもらってすっきりした後は、展望レストランで一杯、と、「おやじ力」をさらに高めました。

 

👇東京スカイツリーがよく見えました^o^ 東京の地理に明るくない方はよくわからないかもしれませんが、錦糸町駅とスカイツリーは2kmくらいしか離れていないのです。

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👇生ビールとかりかりチーズを頼みました。実は、私はそれほどビールは好きでないんですが、今回のビールは美味しくて、一気に飲んでしまいました。かりかりチーズも超美味。ここのレストランは、食べ物が美味しいんですよね〜。

以前、テレビでタモリさんが、酒は昼間に飲むのが一番美味い、とおっしゃっていたのを聞いたことがあるのですが、激しく同意、って感じですね〜。もしかしたら、今後昼呑みリポートもするかも…。

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 温泉、サウナに、アカスリ、ビールと、私の「おやじ力」も少しは上がったような気がしましたね〜^^

 

👇入り口にあったチラシです。

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