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Happy-Go-Lucky Дневник

当ブログは2018年3月31日を以って完全終了(廃止)いたします!

2016年12月21日 新ブログ開設!


http://www.tamuratakuto.com/



マリーンズの岡田幸文選手が、すごい珍記録を達成しました!

平成26年(2014年)8月2日(土)

 以前のブログで、今年からプロ野球の千葉ロッテマリーンズのファンクラブに入会し、4月1日に開催された地元・千葉での開幕戦、埼玉西武ライオンズとの試合を観戦した、ということを書きました。

 

 つまり、今年からマリーンズのファンに”公式に”なったのですが、なんと、その4月1日の試合以降は、1度も観戦することなく、7月の終わりにきてしまいました^^;

 

 でも、一昨日の木曜日(31日)、vs北海道日本ハムファイターズ第14回戦をQVCマリンフィールドに観に行きました。この日のファイターズの予告先発は、かつて”ハンカチ王子”として甲子園を沸かせた、斎藤佑樹投手(26歳)でした。

 

 でも、私は、とくに斎藤投手を見たいと思って、球場に行ったわけではないのです。その証拠(?)に、なんと、その前の日の第13回戦、さらにその前の日の第12回戦も観に行きました。つまり、対ファイターズ3連戦を全て観に行ったのです。

 

 4月以来1度も観戦したことがないのに、なぜ突然3日も連続して観に行ったのか。それは、マリーンズの岡田幸文外野手(30歳)が、あるプロ野球記録にリーチが掛かっていたからなのです。

 

 それはどういう記録か?なんと岡田選手は、プロ入りして初めて1軍で打席に立った2010年6月2日の対巨人第3回戦から、ずっと「ホームランなし」で来たのです。

 

 それで、7月27日に西武ドームで開催された対ライオンズ第14回戦の9回に、最後のバッターとしてセカンドゴロに倒れたことにより、なんとデビューから1769打席連続ホームランがなく、これは、横沢七郎選手が作った、「デビュー以来1770打席ホームランなし」という日本プロ野球記録にあと1打席に迫るものでした(なお、「デビュー以来ホームランなし」、という条件でなければ、元・阪神タイガースの赤星憲広選手が2005年〜2009年にかけて作った2528打席連続ホームランなし、というのがプロ野球記録です)。

 

 横沢選手とはあまり聞き慣れない名前だと思います。それもそのはず、大正2年生まれで、慶應義塾大学を卒業したとき、まだ日本にはプロ野球が出来ていませんでしたので、社会人野球で活躍、1936年にプロ野球が発足すると、セネタースという球団に入団したという、まだ、セ・リーグとパ・リーグが分裂する前の時代に活躍した選手なのです。

 

 それで、1947年に引退するまで、448試合1770打席で263安打ホームラン0、という記録が残っています。引退後はパ・リーグの審判員などになり、2002年に89歳でお亡くなりになりました。

 

 ちなみに、セネタースはその後、戦時中の敵性語自粛の動きから「翼軍」と改称した後に解散。戦後、横沢選手らが中心となって新しいセネタースが発足、その後、東急電鉄が親会社になり「東急フライヤーズ(「フライヤー」は「急行電車」の意)」と改称、さらに、映画会社の東映が親会社になって「東映フライヤーズ」となり、さらに1973年に不動産会社の日拓ホームが買収し「日拓ホームフライヤーズ」、翌年には日本ハムが親会社になってファイターズと改称、現在に至っています。

 

 ところで、ヒットをたくさん打ったとか、盗塁をたくさんした、という記録なら、誉め称えられてもいいと思いますが、ホームランなし、なんて、そんなほめられたもんじゃないじゃん、むしろダメダメな記録じゃん、と思われる方もいらっしゃると思います。

 

 たしかに、高校や大学のときにスラッガーとして活躍したのに、プロに入って1本もホームランを打てず引退してしまう選手もたくさんいます。「ホームランは野球の華」と言われるのに、今まで1本も打てていない岡田選手はそんなにすごいのか、と普通は思いますよね〜。

 

 でも考えてみてください。2010年の初打席以降、昨シーズンまで481試合もの試合に出場しているのです。ホームランが打てないだけでなく、ヒットも出ない、足も速くない、守備もヘタ、なら、こんなに試合で使ってもらえないですよね〜。

 

 岡田選手は、足がとても速く、外野の守備範囲は、現在のプロ野球ではトップクラスなのです。また、打撃の方も、長打は多くないものの、2011年から昨年まで、内野安打数は3年連続リーグ1位という成績を残しているのです。このように、ホームランを打てなくても、それを補ってあまりある活躍をしているから、試合で使ってもらって、1770打席も打席に立つことができたのですね!

 

 以前、私は、野球の歴史や記録を調べたりするのが好きだ、と書きました。でも、いままで、実際にプロ野球を見に行って、2000本安打達成とか、シーズンホームラン数の新記録更新とか、そういう試合を目撃したことはありません。

 

 強いていえば、2001年に神宮球場に観戦に行った試合で、当時のヤクルトスワローズの助っ人外国人選手のロベルト・ペタジーニ選手が、3打席連続で併殺打(三振ゲッツーとかではなく、オーソドックスな内野ゴロ併殺です)を打ちました。野球に詳しい方なら、1試合に1人の選手が3つの併殺打を打つなんて、珍記録だと思われると思います。私も観戦しながら、「これはもしや!」と思いました。

 

 なぜなら、併殺打が成立する条件は、2アウトでないことと、ランナーがいて、しかも塁が詰まっていてフォースアウトが出来る状態です。そういう条件が3打席連続で回ってきて、しかも3回ともダブルプレーなんて、そうそうあることではありません。

 

 それで、翌日のスポーツ新聞を買って見てみたら、ちゃんと載ってました。スポーツ新聞って、こういう細かい珍記録も、ちゃんとフォローしてくれるから好きです。そしたら、なんと、1試合3併殺はプロ野球記録であることは間違いなかったのですが、過去に26人もいたのです!

 

 まあ、記録らしい記録を実際に見たのはそれくらいですが、今回の岡田選手の記録は、出場すればほぼ間違いなく達成できるものでした。私は記録マニアで、しかも今回のような”珍記録”は大好物で、それが、地元の千葉で見られるとなれば、見に行かないわけにはいきません。それで、リーチが掛かった29日火曜日の試合を見に行ったのです。

 

 しかし、29日の試合に岡田選手は出場しませんでした。伊東監督の起用方針はよくわからないのですが、岡田選手は、だいたい3試合に1〜2試合のペースで起用されていて、打順も1番の時や9番の時があって、安定した起用をされていません。

 

 29日の記録達成はお預けになったので、次の30日の試合も見に行きました。が、岡田選手はこの日も先発出場ではなく、途中から守備につき、打席が回ってくると、なぜか代打を送られてしまいました。う〜ん、まさかとは思いますが、伊東監督、興行のことも考えて、引っ張ってた!?まあ、この珍記録を見たいだけで球場に足を運ぶファンはそんなにいませんかね〜^^

 

 そんなわけで、岡田選手が打席に立たぬまま、3戦目を迎えました。この試合の後は、マリーンズは大阪に遠征しますので、31日の試合に岡田選手は必ず先発出場する、と思った私は、前の2試合は私の好きな内野自由席の一番後ろの方で見たのですが、ちょっと奮発してバックネット裏の席をインターネットで予約したのです(レギュラー会員前売り価格4500円)。

 

 それで、球場に入ってスコアボードを見たら、やっぱり岡田選手は1番・センターで先発出場でした^o^ 1回の第一打席でプロ野球タイ記録、また、試合の前半で新記録達成はほぼ確実です。

 

👇試合前の球場です。マリーンズ先発は、地元・千葉県の成田高校出身の唐川侑己投手。こちらも斎藤投手と同様、高校野球で活躍し、高卒でドラフト1位でマリーンズに入団した選手です。今シーズンは、この日までに1勝6敗と今ひとつの戦績。ぜひがんばって勝ってほしいと思いました。

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 でも、試合前にふと、第一打席で岡田選手がホームランを打つ、っていうのも面白いなー、と思ったのです。ホームランを打って、記録達成ならず!っていうのも、珍しいですよね?外野フェンスを打球が直接超えるホームランでなくても、1塁→2塁→3塁と回ってホームに帰ってくる、ランニングホームラン、というのもありますし…(ランニングホームランでも、記録上はホームランに変わりありません)。

 

 そんなことを思っていたら、試合開始です。1回の表、唐川投手は2四球を出すも、なんとか0点に抑えました!

 

 そして、ついに1回の裏、1番・岡田選手が打席に立ちます。

 

👇ネクストバッターズサークルで素振りをする岡田選手(手前の背番号66)。

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👇スコアボードのビジョンに岡田選手が映し出されます。得点表の下、Av(アベレージ=打率)2割6分5厘、HR(ホームラン)0が燦然と輝いてますね^^

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👇斎藤投手と対戦です!

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 岡田選手が打席に立つと、なんと、ライトスタンドのマリーンズ応援団から「ホームラン、ホームラン岡田!」のコールが。このコールで、内野スタンドからはどっと笑い声が上がりました。

 

 一昔前のプロ野球の応援というのは、バッターが出てくると、とにかく「ホームラン、ホームラン、○○(バッターの名前)」をコールする、というのが定番でした。ひどいときなんか、ノーアウト・ランナー1塁でピッチャーが打席に立ってバントの構えをしてるのに、ホームランコールをしている応援団もありました^^;;

 

 もちろん、近年は試合の流れもふまえた応援が多くなり、マリーンズの応援団もホームランコールはほとんどしないのですが、岡田選手の珍記録をみなさん知っていて、あえて岡田選手に対してこのコールをしたのです。周りのお客さんもそのことを知っていてウケたのですね。う〜ん、みなさん、野球を知っていらっしゃいますね〜!

 

 それで、結果はというと…。見事、センター前にクリーンヒット(シングルヒット)。ついに、1770打席目もホームランではなく、横沢選手の”記録”に並びました!

 

 そして、新記録がかかった第二打席ですが、早くも2回に回ってきました。今回もライトスタンドからホームランコール。この回の先頭打者の角中勝也選手が先制の4号ソロホームランを打っていますし、斎藤投手も立ち上がりからいい当たりのヒットを打たれていますので、狙えばまさかのホームランになるかもしれないな、と思いました。

 

👇第二打席のスコアボードです。

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 そしたら、なんとなんと、第二打席の岡田選手は、デッドボールでした^^;;; これで、ついにデビューから1771打席ホームランゼロのプロ野球新記録達成です!

 

👇岡田選手の右脚に斎藤投手の投球が当たった直後の写真を撮れました。

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👇1塁で痛み止めの冷却スプレーをかけてもらっている岡田選手です。もちろん、ホームランなし、という珍記録ですので、場内アナウンスによる紹介や、花束贈呈などは一切なし。でも、球団は、記念のグッズは作るみたいです^^

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👇岡田選手の記録達成を伝える、翌日のスポーツ新聞(日刊スポーツ)です。

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 ちなみに、第三打席は、レフトに高々と打球が舞い上がり、「おっ」と思いましたが、マリンフィールド特有のホーム方向の風にも押し戻され、平凡なレフトフライ、第四打席はセカンドゴロ、9回の打席は代打を送られました。

 

 岡田選手は、栃木県の名門・作新学院高校から日本大学に進学するもけがで中退、地元に戻って足利ガスに就職し、全足利クラブというクラブチームでプレーしていました。その間、足利市役所の職員の女性と結婚し子供も産まれましたが、2008年のドラフト会議で、育成選手としてマリーンズに6位指名されたのです。

 

 当然(?)、2人の子供を抱える奥さんはプロ入りに反対したものの、「2年だけやらせてくれ」と説得し入団したという苦労人なのです。

 

 日刊スポーツにも「1発なくてもプロ野球選手『子どもに夢』」との見出しがありましたが、まさに、豪速球を投げてバシバシ三振を取ったり、特大ホームランを年間30本も40本も打つ選手だけがプロ野球選手ではありません。それぞれの選手が、個性を生かして活躍できる、というのも、野球というスポーツの面白いところだと思います。

 

 岡田選手の記録は決して派手なものではないものの、67年ぶりの記録更新のシーンを間近に見られて、歴史マニア、記録マニアの私にとっては、とてもよかったです^o^

 

 さて、5回までなんとかリードを守ってきた唐川投手ですが、6回に2点を失い逆転され、そのまま負け投手になってしまいました。以前、私が見に行く試合は、マリーンズがほとんど負ける、と書きましたが、今回、な、な、な、なんと、マリーンズはファイターズ3連戦に3連敗!

 

 実は私は、プロ野球の同一カード3連戦に3試合とも観戦に行った、というのは今回が初めてでした。同一カード3連戦3連敗というのはそうあることではなく、今シーズンのマリーンズで言うと、福岡での対ホークス開幕3連戦に3連敗して以来の出来事だったのです。改めて、私の負け運の強さに、ちょっと怖くなりました。

 

👇マリーンズのファンクラブの公式サイトにアクセスし、自分の会員番号とパスワードを入力すると、それまでの観戦履歴を見ることが出来ます。私のマリーンズ連敗記録は、どこまで続きますかね〜^^;;

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 さて、ここまで読んでいただいた斎藤佑樹投手のファンの皆さんに、斎藤投手のことも少し触れたいと思います。

 

 斎藤投手は、2012年6月6日の札幌ドームでの対広島戦に勝ち投手になって以降、右肩のけがもあって、その後2年間勝ち星なしでした。

 

 しかし、31日の登板では、ヒットを打たれ(6回で6安打)、四死球も出す(4四死球)のですが、要所要所で外角低めの変化球が決まり、7奪三振、失点はホームランによる1点のみと、結果はまずまずで、実に785日ぶりの勝利投手になりました。

 

 でも、素人目ではありますが、31日のピッチングは、なんというか、のらりくらりの技巧派ピッチングで、とても26歳の若さとは思えない投球でした。2番手に出てきた増井投手は30歳ですが、140キロ台後半の速球で次々に抑え、こちらの方が躍動感あふれてましたね〜。

 

 甘いコースに入ると、確実にジャストミートされるという感じでしたが、それでも抑えてしまうというところが斎藤投手の技能であり、「持っている」ところなんでしょうね。でも、31日ははっきり言って、斎藤投手の好投というよりは、マリーンズ打線の不調ぶりが際立っていました。

 

 その証拠に、2番手の増井投手は2回打者6人を4奪三振、パーフェクトに抑え、3番手のクロッタ投手も1回をクルーズ選手のツーベースヒット1本のみに抑えました。斎藤投手が降板して以降、この日のマリーンズ打線が点を取る雰囲気は全く感じられなかったのです。

 

 試合後のインタビューで斎藤投手は「これから第2の野球人生が始まります」と言っていましたが、31日のピッチングを見る限り、今後もなかなか厳しい道のりなのではないかな〜、と予感しましたね〜。次のピッチングに注目です。

 

👇試合後にヒーローインタビューを受ける斎藤投手です。プロ野球は結果が全てですので、若さのないピッチングでも、勝てばいいんですよね〜。今後もなんとか、頭脳的ピッチングで、勝ち星を重ねてほしいと思いました。

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