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「癌(がん)」と「蟹(カニ)」の共通点は?

平成26年(2014年)6月7日(土)

 先週のブログで、新交通システムのゆりかもめに乗ったという記事を書きました。それで、ゆりかもめの有明駅の改札前に、がん研究会(がん研)の広告看板がありました。がん研とその附属病院、研究施設は、有明駅のすぐ前にあるのです。

 

👇がん研究会の広告看板です。

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 がん研の歴史は古く、ヨーロッパを中心にわき起こったがん研究の国際協力の呼びかけに応える形で、明治41年(1908年)に「癌研究会」として発足しました。

 

 しかし、当時は結核などの伝染病の研究の方が重要で、政府や財界からの経済的な支援が受けられず、募金も進まなかったそうですが、大正時代になって、天皇陛下からの御下賜金があり、それ以降は資金も集まるようになり、ついに昭和9年(1934年)、東京の西巣鴨に、我が国初のがん研究専門の施設と附属病院が設立されたのです。

 

 それ以来、世界でも有数のがん研究機関として、最新のがん治療を各地の医療機関に広めたりして、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」という設立以来の理想を実現するために活動を続けているのです。

 

 臨海副都心の有明地区には2005年に移転、2011年には公益財団法人に移行、それを機に、名称を「がん研究会」とひらがな表記に変え、現在に至っているのです。

 

 ところで、有明駅にあった広告看板をよく見ると、左上に、なんか不思議なマークが描いてあります。これは、がん研究会のシンボルマークのカニなんです。

 

 がんは英語でキャンサー(cancer)と言います。そして、カニのことも同じくキャンサーというのです。これは、乳がんの腫瘍がカニの脚のように広がった様子(甲羅のようにごつごつ固くなる様子説もあり)から、古代ギリシャの医者であるヒポクラテスが命名したことに由来しているそうです(日本語の「癌」も乳がんに由来していて、もともとは「岩」と書いて、乳がんが岩のように固くなる様子に由来しているそうです)。

 

 それで、がん研究会のWEBサイトによると、シンボルマークは1966年に東京で開催された国際がん会議のシンボルマークとして使用されたものだそうです。

 

 図案は、東京国立博物館に所蔵されている刀の鐔(つば)に描かれているもので、1570 年頃に尾張名古屋の刀工が作った刀、というこだわりよう。カニの種類はハクセンシオマネキだそうです。

 

 とかく、法人や団体のシンボルマークって、「未来へと発展していく様子を表しています」などと抽象的な理由付けが多いですが、がん研究会のシンボルマークは、その由緒がはっきりしていて、私は好きです。WEBサイトに明記されているのも、GOOD JOB!

 

👇がん研究会・がん研有明病院の全景です。手前のピンクの建物が、ゆりかもめ有明駅です。

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👇ビルの上にも、カニのマークが!

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👇駐車場の看板にもカニのマーク。カニ料理屋さんと間違って入ってきちゃう人が、いないか…。

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👇夜になると、青白く光るカニのマーク。遠くから見ると、ちょっと不気味な感じもするんですよね〜。

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 ゆりかもめ沿線は、楽しいスポットがたくさんあるのに、その中でがん研をこんなにフィーチャーするのは、私のブログぐらいでしょうかね〜^^;