読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

当ブログは解体作業中 予告なく閉鎖されることがあります

今日から愛鳥週間…我孫子市鳥の博物館に行ってきました!

平成26年(2014年)5月10日(土)

 最近マスメディアで以前ほど言われなくなった気がしますが、今日5月10日から16日までは、愛鳥週間(バードウィーク)です。

 

 「愛鳥」と言っても、ペットとして鳥を愛でる、というわけではありません。昔はこの時期になると、新聞の4コマ漫画などで、焼き鳥食べるのをやめよう、といったネタをよく見ましたが、そういうことでもありません。

 

 愛鳥週間は、1950年に、行政や学会、マスメディアによって結成された鳥類保護連絡協議会というところが制定しました。自然にいる鳥、すなわち「野鳥」を愛でることはもちろん、それだけにとどまらず、野鳥を通して自然環境全体を保護する思想を広めよう、という目的で制定されているものなのです。

 

 CO2を削減しましょう、とか、ゴミを減らしましょう、とかは、頭では分かっていても、なかなか実感がわきにくく、実践しにくいものです。しかし、野生の生き物に興味を持つと、自ずと自然環境保護の思想につながりやすくなると思います。

 

 人間と生物との関わり方として、ペットを飼育し愛玩したり、植物を植えて育てたり、というのがあります。それもとてもいいことですが、それだと、野生とのつながりを持つことはできません。

 

 野生の生き物は、エコシステム(生態系)と言って、その種が単独で完結して存在しているのではなく、様々な種類の生き物や、山林や河川、湖沼といった環境とも複雑に絡み合って成立しています。

 

 もちろん、温暖化や都市開発、公害や放射能の問題まで、人間によるエコシステムへの影響も無視できません。

 

 ですので、鳥類でも、魚類でも、植物でも、昆虫でもなんでもいいので、ひとつ野生生物のジャンルに興味を持つと、それに連関して、さまざまな自然環境の問題を考えることができるようになるのでおススメです。

 

 と、偉そうに書きながら、お前はどうなんだ、と言われると…実は、小学生の頃は結構”鳥博士”の一面がありました。今でも実家には、当時買ってもらった鳥類図鑑や鳥関連の本がたくさんあります。でも、大人になってからは、鳥類に対する興味も薄れてしまい、そのとき身につけたいろいろな知識も忘れてしまいましたね〜。

 

 それとは別に、5年前に突然「日本野鳥の会」に入会しました。といっても、毎年5000円の年会費を払い、「野鳥」という小冊子が毎月送られてきて、それを見るくらいの”活動”なんですがね〜。バードウォッチング(野鳥の会では「探鳥会(たんちょうかい)」と呼んでます)も1度も参加したことありませんし、話のタネになるかなー、程度の会員なのです。

 

👇日本野鳥の会の会員証です。毎年発行され、表面の写真が変わります。なお、年会費は自然環境保護にも使われることになっていて、公益財団法人に指定されているので、寄付金控除を受けることができます(私は1度も申告したことはありませんが…)。

 ところで、「野鳥の会に入っているんですよ」と言うと、ほとんどの人は「入っている人に初めて会った〜!」という反応。確かに、名前はよく聞く団体ですが、会員にはなかなかお目にかかりませんよね〜。会の活動について、いろいろ批判している人もいるみたいですし…。ちなみに、現会長は俳優の柳生博さんです。

f:id:tamuraic:20140510151932j:plain

 

 さて、かなり前置きが長くなりましたが、今週の火曜日6日、ゴールデンウィークの最終日、千葉県我孫子(あびこ)市にある、日本で唯一の鳥類専門の博物館である「我孫子市鳥の博物館」というところに行ってきたので、そのことを書こうと思います。

 

👇JR常磐線の我孫子駅南口からバスで約10分、歩いても約2.5kmですので、晴れていればお散歩にもいい距離ですね。地上3階建てのこじんまりした建物でしたが、展示はなかなか充実してると思いました。

f:id:tamuraic:20140510151214j:plain

 

👇入り口のガラスに書いてあった案内です。「小・中学生 ¥100」のところに白いテープが貼ってありますが、そのテープには小さく「(免除)」と書いてありました。「たったの100円を小学生から取るなんて、そりゃ君あこぎだよ〜」なんていう会議が行われたのかもしれませんね〜。

f:id:tamuraic:20140510151204j:plain

 

 1階は受付や事務所、トイレなどがあって、展示コーナーはありませんでした。2階には、博物館は手賀沼という湖のほとりにあり、そこにいる鳥たちの紹介と特別展示室、3階は鳥の起源と進化、個体の特徴、飛ぶ仕組みなどが学習できる展示と、世界中のいろいろな鳥の剥製標本が展示されていました。

※以下、いろいろな鳥の剥製標本の写真が続きます。鳥が苦手な方は、見ないでくださいね!

 

👇手賀沼の鳥たちのジオラマです。なかなかリアルに作られていました!

f:id:tamuraic:20140510151154j:plain

f:id:tamuraic:20140510151144j:plain

 

👇特別展示室では、6月29日(日)までの日程で、「日本の鳥展ー鳥の見分け方ー」というのをやってました。鳥類は、違う種類同士はもちろん、同じ仲間でも少しずつ特徴が違っていて、成鳥と幼鳥、オスとメス、夏と冬でも見た目が変わる種類がいます。その見分け方を分かりやすく展示していて、面白かったです。

f:id:tamuraic:20140510151134j:plain

 

👇マガモというカモの仲間です。上2羽がオス、一番下はメスです。真ん中はエクリプスと呼ばれる、繁殖期が終わるとオスの羽がメスに近づく、という現象があって、その時の羽です。たしかに、メスとあまり区別がつかなくなりますね。

f:id:tamuraic:20140510151346j:plain

 

👇ハイタカというタカの仲間です。左上はオスの成鳥、左下はオスの幼鳥、右上はメスの成鳥、右下はメスの幼鳥です。人間と逆で、メスの方が、だいぶ体が大きいですね。

f:id:tamuraic:20140510151336j:plain

 

👇ムシクイの仲間ですが、分類学上、すべて違う種です。見分けつかね〜!

f:id:tamuraic:20140510151327j:plain

 

👇おなじみのカラスです。でも、右側のハシボソガラスは東京23区にはいないとされ、主に里山にいて小動物をえさにしているのです。朝、収集場所でゴミをあさっているのは、左側のハシブトガラスですね。

f:id:tamuraic:20140510151409j:plain

 

👇カラスの仲間である、コクマルガラス(上)とミヤマガラス(下)です。こんなレアなカラスがゴミをあさっていたら、なんか許せそうです。

f:id:tamuraic:20140510151400j:plain

 

👇1〜19の剥製標本のうち、何羽かスズメが混じっていますよ!

f:id:tamuraic:20140510151559j:plain

 

👇3や12番がスズメでした。おなじみの姿ですね!

f:id:tamuraic:20140510151542j:plain

f:id:tamuraic:20140510151550j:plain

 

👇そんな中、10番にはなぜか、「数合わせで来ちゃいました〜」って感じの、シメという鳥がまぎれていました。さすがに鳥に詳しくない人でも、これはスズメじゃない、ってわかりそうですよね〜^^

f:id:tamuraic:20140510151533j:plain

 

👇3階に上がると、まず、鳥の起源と言われる始祖鳥という生物の化石のレプリカがありました。羽があるのは鳥っぽいですが、口には歯があって、爬虫類の特徴もあるのです。

f:id:tamuraic:20140510151522j:plain

 

 

👇ティアトリマやドードーといった、人間によって絶滅させられた鳥の標本もありました。

f:id:tamuraic:20140510151801j:plain

f:id:tamuraic:20140510151751j:plain

 

👇鳥がどうして飛べるのか、体の仕組みがわかりやすく理解できる展示コーナーです。

f:id:tamuraic:20140510151733j:plain

 

👇特別天然記念物のトキの剥製標本もありましたね〜。これは1926年に長野県で捕獲されたものだそうです。江戸時代は日本各地にいて、田畑を踏み荒らす害鳥でもあったそうなんです。その後、キレイな羽を取るためや、滋養強壮の薬として食用されるなどして、100年で一気に絶滅させられてしまったんですね〜。

f:id:tamuraic:20140510151723j:plain

 

👇一番広い部屋に世界の鳥の剥製標本の展示がありました。ホントに世界にはいろんな鳥がいるな〜、ということが実感できる展示で、鳥好きにはたまらないスペースです。我々黄色人種は、スポーツやファッションショーなどで、白人や黒人のアスリートやモデルの方を見て、やっぱり骨格が違うな〜、なんて感想を言ったりしますが、鳥類に比べたら、人種間の個体差なんてわずかなもんです。鳥類は種類によって色も形も大きさもホントに違います。

f:id:tamuraic:20140510151742j:plain

 

 さて、最後に、ちょっと後悔したことがあります。見学していると、女性の職員の方が声をかけてくださり、14:30から館内ガイドツアーがあるので、もし興味があったら2階に集合してください、と言われたんです。

 

 私は基本的に人の話を聞くのが大好きですので、この手のツアーは参加するはずなんですが、当日はなんとなくめんどくさいな〜、と思ってしまったのです。それに、自分にちょっと鳥の知識がある、という自負もあって、どうせ大した話でもないだろう、と勝手に判断してしまったのです。

 

 でも、やっぱり専門に研究している方がガイドしてくださるので、知らないことも教えてくださったかもしれないし、たとえ知っていることでも、再確認することは全く無意味なことではありません。家への帰り道、ちょっと不遜な考え方だったなー、と反省しました。せっかく声をかけていただいたのに、申し訳ないことをしたなー、と。

 

 それで、家に帰って博物館のWEBサイトを見たら、ヤンバルクイナの剥製標本も展示されていたみたいです。ヤンバルクイナとは、1981年に沖縄県で発見された天然記念物の鳥です。発見当時、私は小学生で、ちょうど鳥好きのピークの頃でした。新種の鳥が発見されたということで当時大々的に報道され、私もワクワクしたひとりなのです。

 

 しかしなんと、今回その剥製標本の展示を見逃してしまいました。ガイドを断ったバチが当たりましたかね〜(^^;)もし、再訪する機会があったら、しっかり見てこようと思います。