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Happy-Go-Lucky Дневник

当ブログは2018年3月31日を以って完全終了(廃止)いたします!

2016年12月21日 新ブログ開設!


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小保方さんの記者会見を見た感想です

平成26年(2014年)4月12日(土)

 今週水曜日、9日、午後1時。たまたま仕事がお休みだった私は、テレビの前に釘付けになってました。そうです、理化学研究所(理研)の小保方晴子ユニットリーダー(30歳)が、2ヶ月ぶりに公の場に姿を現した、記者会見の中継を見ていたのです。

 

 実は小保方さんは、今年に入って私が最も気になる人物の一人なのです。最初は、世の多くの男性と同様、その可愛らしい容姿に注目が行き、その後、博士論文のコピペ疑惑とか、STAP細胞の論文の改ざん疑惑とかが報じられ、見た目からはそんなことをする人に感じられなかったので、その人となりに興味がわいたのです。

 

 それで、今回の記者会見を見て、改めて可愛らしい方だな、という感想を持ったのです。しかも、今回は前回とは違い、地味な服に涙目で、不謹慎な表現になってしまいますが、お葬式で喪主をつとめる若き未亡人が醸し出すような妖艶さも加わって、ますます好きになってしまいました。

 

 それで、今回の一連の騒動について、私もひとつ論評したい!という気持ちはあるんですが、できません。なぜかと言いますと、私は、まず、当然、生物科学は門外漢ですので、その基礎知識を有しておらず、STAP細胞の有無の可能性、といった論点での論評ができません。

 

 それから、博士論文のコピペ疑惑や今回のねつ造問題といった、科学者としてのあるべき姿とか、科学の方法論、といった論点でも、論評できかねます。なぜなら、私はこれまでの人生で、一度も「研究活動」というのを行ったことがないからです。

 

 私は一応、四年制大学は卒業しているのですが、周囲の人には「なんちゃって大卒」と言っています。と言いますのも、私が卒業した学部は、卒業論文は必修ではなく、かっこ良く言えば、書くテーマがなかった、実際は書くのがめんどくさかった、という理由で、卒業論文は書いてません。

 

 私が通っていたのは、マンモス私大の文系学部ですので、そこそこやっていれば授業の単位は取れます。それで、卒業要件の単位を、授業科目だけで取って卒業しました。このことについては、特に負い目も何も感じてはいないんですが、自分で調査し、考えをまとめて論文を仕上げる、という体験は大学を卒業していながら一度もないのです。今回の騒動で、テレビなどで大学生が「学部の卒論でも引用は厳しく指導されます」なんてコメントをしているのを見ると、やっぱり私も論文というものを一度は書いてみたいな、と思うようになりました。

 

 そうしたら、ジャーナリストの江川紹子さんが、ツイッターでこんなツイートをしてました。

 

 

 江川さんのような、一流大学を出て、一線級で活動しているジャーナリストでさえ、科学の方法論の基礎を今回改めて認識したんだなあ、と、このツイートを見て思ったのです。それどころか、早稲田大学理工学部→大学院→理研、というエリートコースを歩んできた小保方さんでさえ、科学のやり方の基礎を身につけていなかった、ということが明るみに出てしまいました。

 

 考えてみれば、日本の基礎教育の段階で、科学の方法論のような、根源的な考え方を学ぶ機会はあまりないですよね?やっぱり一度、中学校ぐらいで、科学の考え方とか、知識を身につける意義とか、知識を人に伝達したり共有したりする意義とか、そういった基礎的なことを全国民がしっかりと学ぶ機会はあった方がいいな、と感じました。

 

 それはさておき、今回の記者会見を見て、私なりに、小保方さんの人となりを考えたのですが、小保方さんって、「右脳的人間」なのかな、と感じました。「右脳的人間」とは、理詰めよりも、直感とか感覚とかを重視するタイプの人、という意味です。

 

 小保方さんって、理系の科学者なのに、結構数字にアバウトな人だな、という印象を受けました。例えば、何回実験に成功したのかを聞かれて、食い気味に「200回以上作製に成功しています」と即答した場面。専門家によると、200回の成功とは、100%の成功率で毎日やっても何年もかかるはずのあり得ない回数だそうです。小学生が言い合いで「俺1億回見た」「俺なんか1兆回見たぞ」と言うレベルの、とにかく多い、ということを言い表すための適当な数字を言ったような感は否めません。

 

 それから、実験ノートの冊数を聞かれたとき、しどろもどろで「4〜5冊あると思います」と言ったり、デジカメの写真の枚数を聞かれた時も「1000枚」と即答した後、「数百枚はあると思います」と言い直したりしてました。

 

 今回の会見は、ねつ造と断定した理研に対する反論の会見でしたので、数字くらいは事前にしっかり下調べして、ちゃんとした数字を言ってほしかったと思いました。

 

 でも、小保方さんは右脳的人間だと思いますので、論文の形式や細かい数字なんかよりも、思い込みにしろ何にしろ、自分が発想したSTAP細胞を、自分の目で見た、という事実をなんとか世間の人に伝えたかったのかな、と思います。

 

 研究者の多くは、科学に直感や感覚などは不要で、地道な理論の積み重ねが大事なのだ、と考えると思います。右脳的人間は芸術家にでもなっていればいいのだと。

 

 でも、私は、ブレークスルー的な、世界をあっと言わせる発見って、右脳的な人間の、形式にとらわれない直感的な発想から生まれると思うんです。

 

 もちろん、右脳的人間は、思い込みによる勘違いをしたり、決められた手続きに則らなかったり、独断で勝手な行動をして暴走する危険性があったりしますので、左脳的人間がブレーキをかけて行く必要はあります。

 

 その点、理研には優秀な左脳的人間はたくさんいらっしゃると思いますので、彼女の人間性を理解し、ブレーキをかけながらうまく能力を発現させてあげられる人がいたら、もしかしたらもっとすばらしい実験ができた可能性もあったのかな、なんて感じました(日々真剣に研究している人たちからは、科学はそんな甘いもんじゃねー、って怒られてしまいそうですが^^;)。

 

 まあ、いずれにしても、今後どういう展開になって行くのか、さらに興味が出てきました。今回の会見で小保方さん側が科学的な証拠を全く示さなかったことに失望する声もありましたが、「理研vs小保方」のバトルは今回の会見でようやく切って落とされた段階です。理研内の処分もまだ決まっていませんし、理研も1年かけて実証実験をすると言っています。また、今後法廷闘争にでもなれば、いろいろな事実関係も明らかになるでしょう。

 

 1年後の今頃は、もっといろんなことがはっきりしていると思います。それまで、私は無責任な外野の人間として、小保方劇場を気長に見ていきたいと思っています。