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今更ながら、都知事選の感想です

平成26年(2014年)3月29日(土)

 2月9日、東京都知事選挙が投開票され、元厚生労働大臣の舛添要一さん(65歳)が211万票を得て圧勝しました。

 

 私は千葉県民なので投票権はありませんでしたが、舛添さんは、なかなかいいんじゃないかな〜、と思いました。東大を出た国際政治学者というインテリジェンスに加え、大臣職という実務経験もあって、問題山積といわれる東京都の行政を強い実行力で切り盛りしてくれるのでは、という期待感がありますよね〜。

 

 それから、今度の都知事には、どうしても2020年のオリンピック・パラリンピック大会の顔としての役割も期待しちゃいますよね。

 

 猪瀬前知事は、最後はミソをつけてしまったとはいえ、副知事時代も含め、一所懸命にやっていた印象がありますが、英語能力は、英語がそんなにできない私から見ても???という感じがありました。

 

 招致の最終プレゼンでの英語スピーチは、つたないながらも一所懸命な感じが伝わってよかったと思います。しかし、招致レース中でのTwitterでの英文発信は、綴りミスや文法的誤りが多く、ネイティブスピーカーにはかなり伝わりにくかったようで、側近を使わず自分で発信したい、という気持ちはすばらしいものの、世界4大都市の一つである東京のリーダーとしては、ちょっとどうかなー、なんて思いました。

 

 それに、2013年4月のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、オフレコとはいえ、「イスラム教徒はけんかばかり…」発言があり、物議を醸しました。一部には、記者の誘導的な質問に引っかかった、という評もありました。しかし、それも、ある程度英語に堪能なら、どういう空気感で記者が質問したのか理解できた可能性があり、そのような失言はしなかったかもしれません。

 

 そういう意味では、英語やフランス語に堪能で、国際情勢も良く知っている舛添さんは東京の顔として安心できます。

 

 ただ、ちょっと心配な点もあります。朝日新聞には毎週日曜日に求人欄が掲載され、その中に「仕事力」という、各界著名人が仕事感を語るインタビューコーナーがあるんです。

 

 それで、昨年11月に舛添さんが登場、その中で気になる発言をされていました。一部を抜粋すると…

 

私は今年の7月に、12年間の政治家職を退きました。「まだまだこれからじゃないか」と引き止めてくださる方も多くありましたが、私はやはり自分が学者としてもっと学び、外から考えを述べて国の役に立ちたいという思いが強い。それに、政治家は激務です。そのまま国会議員や大臣を続けていて、志半ばで倒れたくはないと思ったのです。途中で辞めはしたけれど、生き延びて、いい仕事をしたい。(2013年11月17日付け朝日新聞朝刊 求人欄インタビューコーナー「仕事力」より)

 

 これを読んだとき私は、長年国会で活動してきて、心が疲れてしまったんだな、これからは、現場を知った政治学者として、フリーな立場で活動していくんだろうな、と思ったんです。

 

 ところが、その数ヶ月後には都知事選に立候補を表明して、私は少しビックリしたんです。あのインタビューは、政治家引退宣言じゃなかったのか、って。

 

 インタビュー中、「政治家は激務です」と言っておられますが、東京都知事って、参議院議員よりも遥かに激務の気が…。大丈夫なんでしょうかね〜?

 

 インタビューで言ったことは、舛添さんの本音だと思うんです。12年間国会議員をやってきて、政治家よりも学者に向いている、という結論を出したんだと思うんです。

 

 この3年で、3回都知事選挙が行われています。政策の継続性を考えたとき、舛添さんには少なくとも2期8年はやってほしいと思います。しかし、インタビューの発言を見ると、ちょっとでも自分の思い通りに行かないことがあると、ポイッと都知事職を投げ出しはしないかと、心配になります。国会議員末期では、自民党を飛び出し、極小政党の党首になるという謎の行動の”前科”もありますしね〜。