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曹洞宗の大本山で写経してきました!

平成26年(2014年)3月1日(土)

 私も現代人の例に漏れず手書きで字を書く機会がめっきり減りました。それでも、昨年までは、手書きの手帳とか使ってたんですが、今年になって初めてスマホを持つようになって、これからはますます手書きの機会が減るんじゃないかなー、と思います。

 

 実は私は、2000〜2011年にかけて、とある教育関係の会社に勤務しており、そこで添削の仕事をしていました。赤いインクの万年筆を使って、1枚1枚手書きしますので、一般のサラリーマンの方に比して、手書きの機会は多かったと思います。

 

 とは言え、添削は主にアルバイトスタッフの方が行っていたんですが、アルバイトスタッフ向けの添削見本は、私たち社員が書いてました。

 

 当然見本ですから、文字も1字1字いつも以上に丁寧に書きます。すると、書いているうちに、エクスタシー感と言いますか、トランス状態と言いますか、何とも言えない心地よい、癒しの境地になるんです。

 

 このことは、私の大好きな、芦田愛菜ちゃん似の後輩女子社員も認めるところでした。手書きで丁寧に文字を書くという行為は、ドーパミンが出るのか、アルファ波が出るのか、科学的なエビデンス(根拠)は分かりませんが、不思議な高揚感、浮揚感を感じることができると、そのとき感じたのです。

 

 しかし、最近手書きで文字を書く機会が減ったなー、と感じた私は、前々から気になっていた、お寺での写経会に参加しようと思い立ち、2月25日、横浜の總持(そうじ)寺というところの写経会に参加してまいりました。

 

 ネットで検索してみると、写経会をしている首都圏のお寺は結構あるみたいですが、どうしてそのお寺にしたのか。それは、新潟県にある、私の実家(田村家)の菩提寺(ぼだいじ=先祖代々の墓がある寺)が曹洞宗(そうとうしゅう)のお寺で、そのお寺の和尚(おしょう)さんに總持寺で修行した、というお話を以前お伺いしていたのです。

 

 曹洞宗の本山と言えば、福井県の永平寺が有名ですが、曹洞宗には本山が2つあって、もう一つが横浜の總持寺なんです。JR京浜東北線の鶴見駅から歩いて10分くらいのところにあって交通の便もよく、千葉からも行きやすいので、このお寺での写経会に参加しようと思ったのです。

 

 私自身は、曹洞宗の信徒でも何でもないんですが、ご先祖様からのご縁もありますし、こんなに近くに曹洞宗の本山があるので、いいかなー、と思って申し込むことにしました。

 

?總持寺のWEBサイトは立派なのがあるんですが、写経会の申し込みは、申し込み用紙をお寺に持参するか、FAXするかで、ネット申し込みには対応してませんでした。電話で問い合わせると、申し込み用紙をFAXするから、必要事項を記入し、FAXで返送してくれ、とのことでした。実は、私は以前自宅でビジネスをやろうと思って、それならばFAXが必要だろう、と考え、結構高価なFAX付き電話機を買ったんですが、ほとんど無用の長物化してました。まさかこんなとこで日の目を見るとは…。

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 總持寺での写経会は、毎月25日に開催されています。事前に申し込んだ上で、9:00〜9:40にお寺で受付をします。お昼の精進料理付きで、参加費が一人3500円、持ち物は一応、小筆・硯(すずり)・文鎮(ぶんちん)・般若心経のお経本、となっていますが…。

 

?総受付所がある「香積台(こうしゃくだい)」という建物です。こちらに入ると、「写経会受付」という貼り紙が貼られた長机があって、そこで若い雲水(うんすい)さん(=修行僧)に名前を言って、3500円を払い受付をしました。

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?写経会の会場までは、若い雲水さんが案内してくださいました。なかなかのイケメンの方でした。しかも、参加者の質問にも丁寧に答えられていて、非常に好青年。おそるおそる「写真とっていいですか?」とお聞きすると、笑顔で「いいですよ」と答えていただきました。

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?会場まで、関係者立ち入り禁止の長い廊下を歩いていきます。途中、すてきなお庭なども見られて、なかなかいい体験でした。

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?写経会は、大祖堂地下の瑞応殿というところで行われました。畳敷きの広いお部屋です。当日は70名くらいの参加でしたが、説明していただいた和尚さんのお話によると、定員の100名が参加する月もあるとのこと。平日の昼間なので、もっと参加者が少なく、隠居生活の男性が多いと予想してましたが、9割方マダムの面々でした。やっぱり字を書くのって、女性的な活動なんでしょうかね〜(前述の添削の仕事も、アルバイトに応募してくる方は、9割方女性でした)。

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?席は決まっておらず、早い者勝ちで好きな席に座れます。席には、写経用紙とお手本と、題目と名前を記入する紙と、題目一覧と、写経の仕方というレクチャー用紙が置いてありました。

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?申し込み用紙には、小筆・硯・文鎮持参と書いてありましたが、筆と小皿の硯(写経は墨汁はそんなに使わないので小皿で十分)は貸し出されていました。文鎮は特になくても問題なしです。つまり、手ぶらで行っても何ら困ることはありません。

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 9:45から一通りレクチャーがあって、そのあと数分間姿勢を正し呼吸を整えてから、写経を始めます。一字一字魂を込めて書きました。もし、誤字・脱字をしたらどうするのか、それはちゃんとレクチャーがあって、間違った字の横や、脱字した箇所にヽを書いて、誤字はその上の余白に正しい字を、脱字は、列の一番下の余白に書く、というルールでした。

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 また、初心者の人は、お手本に写経用紙を重ねて、なぞってもいい、とのこと。私は、全くの初心者でしたが、重ねず書き写すタイプで挑戦しました!

 

?ちょっと恥ずかしいんですが、こんな出来映えです。自分で言うのもなんですが、決して下手ではないとは思うんです。でも、生涯これまで学校の授業以外で一度もお習字を習ったことがないので、永字八法はめちゃくちゃです。字形バランスが変だったり、大きさが一定でなかったり、書き慣れた感じがしませんよね〜。

 周りのマダムの書いているのをちょっと見たら、皆さん異常なまでの達筆。まあ、自発的に写経会に参加しようとする方達ですので、腕に自信はあるんでしょうけど、ほれぼれしちゃいました。私なんか、般若心経の意味もよくわからないので、見る人が見れば、墨をつける箇所とかめちゃくちゃなんでしょうね。

 ところで、不自然な位置に硯が置いてありますが、これは、私のファーストネームをカモフラージュするためです。写経の仕方の紙には、写経は仏像と同じく尊いものなので特別に扱え、と書いてあったのに、硯を乗せてパシャパシャ写真を撮ってる大男を見て、周りのマダムは「こいつ、絶対バチ当たるな」と思ってたでしょうね〜。

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 写経を終えると、お部屋の前ある焼香台のところに持っていって、お焼香をしたのち、写経と題目&名前を書いた小さい紙を納めます。前の人のを見ていたら、皆さんお焼香の煙に写経をくぐらせていましたので、私も見よう見まねでやってみました。

 

?多分、誤字・脱字はなかったと思います。当然、提出時に和尚さんの誤字チェックとかはないので、自分で気づかない誤字・脱字は、そのままで納経です。

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 それが終わると、再度着席して、和尚さんと一緒に全員で般若心経をお唱えします。ここで、申し込み用紙の持参品に書いてあった般若心経のお経本が役に立ちます。私も100円ショップで本を買って、ちゃんと読み方のルビがふってあったので、なんとか皆さんと一緒に読むことができました。考えてみると、般若心経は著作権フリーなので、100円でも売ることができますよね〜。

 

 もちろん、そこで声を出さず黙って聞いていてもいいので、特にお経本も不要ですが、一緒に声を出すと、なんか和尚さんになった気分になれるので、おススメです。

 

 そして、写経と一緒に提出した題目&名前を書いた小さい紙をもとに、和尚さんが全員の名前と題目を読み上げて、ご祈願してくださるのです。私は題目を、オールマイティ感のある「心願成就」にしました。

 

 最後に、なんと、写経したことを証明する「納経之證」という紙をいただきました。1時間程度の写経なのに、大学の卒業証書のような立派なものをいただき、いい記念になりましたね〜。

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 そして、その後は、場所を移動して、精進料理のお昼ですが、長くなったので、来週のブログでレポートを書きたいと思います。